北海道旅でラストランになる、はやて44号。
東北新幹線が八戸まで延伸し、東京・上野・大宮の次は仙台、盛岡といったようにノンストップ型のE2系「はやて」が登場したのは2002(平成14)年。
その頃は岩泉線秘境駅の押角駅に出かけたくて、盛岡まで新しい「はやて」なので、E2系でも「まだまだ」新しい・・・と思ったら、もう10年以上前。
「はやて」=E2系、「はやぶさ」=E5系という構図が頭の中にあり、「はやて44号」はE2系かなと思ったら・・・
2011(平成23)年登場の真新しい、E5系の「はやぶさ」仕様でした!!
初デビューは2011(平成23)年3月5日。東北新幹線で初めてになる、300キロで疾走。しかも、飛行機のファーストクラスに匹敵するほどお食事、アルコール付きのグランクラス連結。ところが・・・わずか6日後の14時46分、東日本大震災発生。仙台駅も駅名票や屋根が落ちるなど壊滅状態・・・。ゴールテンウィークに入る前に全線復旧。被害状況がすさまじく、復旧するまでもっと時間がかかるかもと思っていたのに、わずか1ケ月ちょっとで復旧できました。
E5系は300キロ出せるけど、これは「はやぶさ」運用のみ。
「はやて」のときは、少し速度を減らし275キロ。
特急料金は「はやぶさ」のほうが少し高いので、走行スピードで格差をつけているようです。でも、車内の雰囲気や乗り心地は「はやぶさ」と変わりないので、かなり快適。
始発の指定席はガラガラ空席だけど、盛岡でかなりの人が乗り、仙台で全部埋まる。満席でした。
函館で早いうちに指定席確保してよかった・・・。
乗車券が細長い120ミリタイプ、もちろん自動改札機は使えないので、有人通路で改札。
指定席を自動改札機に挿入すると、車掌さんのハンディターミナルにこの座席は入場済のデータを転送。これで検札は省略。入場記録のない座席に座っていれば、その座席通りに座っているかどうか確認するための検札だけど、この日はずっと来ませんでした。JR東日本さんはわざわざ検札するほどではないチケットキャンセラー(乗客を信用する)方式。検札が大好きなのはJR西日本さん。巡回しながら座っている乗客の顔ぶれをまめに記憶し、記憶にない人が座っていると、「きっぷ拝見しまーす」。