タイトルに「夕食」と書いてしまいましたが、朝食でもまるで夕食のような豪勢なメニュー。
叔父は幼い頃から母(私から見れば祖母)が骨を丈夫にするようにと言い聞かせ、カルシウムたっぷりの小魚やイワシ、アジなどをよく食べていたようです。70の半ばになろうとしても、すべて自分の歯だと自慢していました。
大日本帝国時代の家族は釜山、兄弟のなかで母だけ耳に障害を持っていたため、釜山の対岸にある下関のろう学校寄宿舎。(当時の関釜フェリーは今みたいにパスポートがなくても自由に往来できていました)寄宿舎で出される食事は戦時中だということもあり、カルシウムたっぷりの魚はあまり出なかったようです。叔父みたいにすべて自分の歯ではなくなりました。
昨夜の夕食に出された、アジの骨で揚げたから揚げはすごく絶品。こう見えても、まるでせんべいのような食感、すごくやわらかいです。
「活造りのアジの骨をそのまま捨てるのはもったいないから、朝食に揚げて欲しい」とリクエストしたとおり、運ばれてきました!!
えええーっ!朝ごはんなのに、イカも付くんですかいっ!?
今回利用したコースは最高峰の「大漁コース」ではなく、ワンランク下の「磯祭り」ですけど・・・。
昨夜活きたまま捌かれた房州海老の味噌汁。
ダシがすごく効いているので、美味しいです。
叔父いわく「朝食も多すぎましたね~、こりゃ贅沢ですな」
檜原村の山城さんも1336年、四捨五入すると700年近く。
古民家マニアもいるので、泊まるんだったら、このお部屋にしてみたいと思う人が少ながらずいるはずなので、1部屋くらいは古民家マニア向けとして開放してみるとか・・・。(笑)
青ヶ島村でもそのような伝統住宅があります。
アジサイ荘の予約をするときにリクエストしていなければ、自動的に新館のお部屋に案内されます。
旧館に泊まってみたいとリクエストすればその通りにしてくれますが・・・
昔ながらエアコンなし、風呂なし、テレビなし。お風呂は新館で、テレビは新館のレストランスペースで視聴できます。
映画「アイランドタイムズ」のロケ地。「内地から建築資材を届けるのが難しい頃なので、青ヶ島の木を伐採し、建てたものなんですよ~」と若女将さんからの説明は今でも忘れられません(笑)
青ヶ島伝統住宅の特徴は、台風などの強い風に耐えられるように低めに建てられています。屋根を二重にして、玄関はご覧のようにベランタのような両開きのドアがついているところが多いようです。