まもなく、加斗駅です。
去年(2017年)の2月頃テレビで紹介され、わざわざ小浜線に乗ったほど。
無人駅で理髪店20年、切符販売も…雪にも負けず!73歳68歳夫婦 福井・加斗駅 (産経新聞 2017年1月12日)
理髪店を示す赤、白、青色のサインポールが入り口に回る駅が福井県小浜市にある。昭和48年に無人駅となったJR小浜線加斗駅だ。駅舎内で小さな理髪店を営むのは塚本久夫さん(73)と妻朝子さん(68)。約20年にわたり、散髪だけでなく、切符販売や清掃など駅の管理も担い、地域の足を夫婦で支えてきた。
かつて駅員が執務していた待合室脇の部屋を改装した理髪店で、常連の岡和史さん(76)は「久夫さん夫婦の気さくな人柄に引かれて通っている。髪を切ってもらうのが楽しみ」と笑う。
73年に無人駅になると駅は一変した。ごみが散乱し、落書きなどのいたずらが増えた。駅前で理髪店を営んでいた久夫さんは「見るに見かねて、ボランティアで清掃を始めた」と振り返る。
契約の関係で、95年に駅前の店は立ち退きを迫られた。常連客や住民らからの要望を受け、無人駅に店舗を移し、駅の業務も引き受けることに。
以来、2人は雨の日も、雪の日も休まず、隣町の同県おおい町にある自宅から15分ほどかけて車で通う。出勤は午前7時すぎ。まず、トイレやホームを掃除し、花を飾る。並行して、理髪店の開店準備も行う毎日だ。
乗客は年々減り、現在では1日70人程度。学生が大半で、朝子さんは、見送りを欠かさない。世間話をするため、わざわざ駅の窓口に立ち寄る人もいるという。「お客さんとの触れ合いが生きがいやね」と朝子さんはほほ笑む。
久夫さんが一時、体調を崩したこともあり、理髪店は完全予約制。だが、乗客がいる限り2人で通うつもりだ。久夫さんは愛用の理容ばさみを手に、こう話した。「駅舎とともに夫婦で歩んできた。体力が続く限り見守りたい」
そう。加斗駅といえば、駅舎そのものが理容店なんです!!
駅舎の表側に理容店であるサインポールとか置かれてありますが、線路側からだと理容店だというのはあまりピンと来ない。
小浜線は海岸沿いのイメージだけど、鬱蒼とした森の中を走行。
やがて「浜」とはあまりかけ離れている、勢浜(せいはま)駅到着。
駅名に「浜」がついているとはいえ、森の中そのもの。
勢浜駅舎。
秘境駅じゃないかなぁ??次は、小浜線の中心駅、小浜駅。