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ひびレビ

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ウルトラマンコスモス 第34話「海神の怒り」

2021-09-16 08:00:17 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第34話「海神の怒り」

 この回が放送された2002年2月時点だと、フロッピーが使われていたんですね…なんか90年代まではフロッピー、2000年代はUSBって印象ですけど、どこらへんで切り替わり始めたんだろうか…

 それはそれとして、今回は吉井ユカリちゃん再登場。ユカリは洞窟で彼女にだけ音が聞こえる不思議な貝や石板を発見し、その解析をドイガキに依頼。舞い上がったドイガキは大学に赴くのは翌日だというのに、休暇を切り上げたうえに前日からスーツを着込むという気合の入りっぷりを見せていました。
 しかし当日はドイガキ一人ではなく、ムサシも一緒…当初は不満げなドイガキでしたが、ムサシがついていったのは、ドイガキが休暇を切り上げて彼女のために頑張っていたというのを伝えるためでもあったのかなぁ…と。ドイガキが自分から「休暇を切り上げて頑張った」なんて恩着せがましいこと言うとは思えませんし。彼女にドイガキの熱意をもっとよく知ってもらいたいという想いも少なからずあったように思えます。

 で、その貝や石板は、海底でムサシとフブキが発見した巨大な石像、古代海神レイキュラと深く結びついていました。レイキュラは海の汚れを察知して暴れ出す、いわば海にとっての防衛プログラム。それを、まだ海が綺麗だった遥か昔に用意しておくというのは、どういった理由からだったのでしょうか。そもそも「広大な海が汚れる」という発想を昔の人はしていたのでしょうか。よほど文明が進んでいたのか、はたまた環境汚染が進んだ星から逃げてきた宇宙人が地球の海の綺麗さに感動し、自分の星のような悲劇が起こらないよう警告したとか…想像が膨らみますね。

 今回は白き心を持つ者、ユカリのような人物がいたから事なきを得たものの、貝の音色が聞こえない人物もいました。そういう人物が今後増えていくと、再度暴れ出したレイキュラを止める術は無いのでしょう。
 EYESやコスモスもレイキュラの動きを止めようとはしていても、壊そうとはしていませんでした。もしもレイキュラを壊してしまえば、今後更に海の汚染が進んだ際にレイキュラが暴れ出して教えてくれることはなく、海を汚し続けるかもしれません。危険な存在ではあるものの、必要な存在であることもまた確かだと思います。今回の出現を契機に、環境改善に取り組めればそれで良し。そうでなければ…

 とまぁ、真面目な話でもある一方で、ユカリちゃんめっちゃ可愛い回でもありましたね!(笑。「釣られてるとこですー」とか可愛すぎでは…
 ムサシたちが乗ったシェパードの前に飛び出してきたり、自らチームEYESの臨時隊員を名乗って出動し始めるし、左ハンドルの車運転してるし、極めつけに自分からドイガキと腕を組んで「もうユカリって呼んでくれないんですか?」とかズルいズルい…そんな彼女の行動に振り回されつつも、「吉井ちゃん」ではなく「ユカリ」を守るために孤軍奮闘するドイガキがカッコいい話でもありましたね。
 そういえばドイガキが休暇に釣りをするというのは少々意外でした。漁と釣りが違うとはいえ、海に来ると父親に怒られていたあの頃を思い出す…などの理由で釣りを避けてもおかしくはないと思っていました。

 次回はラグストーン登場。
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