今回は、GHでの仕事で食事の提供の話しとなります。基本的には夜勤者が食事を作り、当直に入りその日の夕食そして翌日の朝食を、利用者に提供することになります。GHのキッチンには、流し台もガスレンジも冷蔵庫も電子レンジなどもありますので、家庭の台所と全く遜色はありません。
当直シフトについて、触れておきます。現在、当直する職員は4人います。週三日当直出来る者が2人、週一日当直する者が2人です。週三日当直出来る2人の内、1人が私となります。もう1人は看護師の方(女性で60歳代)です。彼女の当直は、金曜日から日曜日までです。私の当直はその後に、二日連続して入り、一日休み、また一日入り、これで週三回となります。当直要員4人は全て、デイ介護施設に関わっていた人たちです。
食事の話しに戻りますが、施設の代表の想いは前にも伝えましたが、規律ある中にもアットホームなGHを目指しており、食事も家庭的なものを提供したいとのことでした。幸いこのGHが、我が家から歩いて5分程の場所にあり、食事について妻の手を借りたいと申し出たところ快諾を得ました。妻がパートとしてGHに関わることになり、思わぬ展開となりました。
私は去年の五月からデイ介護の仕事をし出して、昼からの通勤(片道徒歩計30分)は、去年の夏の暑さは正直体にこたえました。利用者送迎の車の運転も、老化による視力や判断力の低下を考えると、この先何年も続けられる保障はありません。しかしこの仕事は、体力・気力が続く限りしたいと思っていました。そこで代表に、新設するGHのスタッフを現施設の職員の中から採用するなら、エントリーしたいと申し入れをしていました。結果、私と、また妻までがこのGHで働くことになりました。
妻は結婚してから、梶哲商店で経理を一時期手伝っていましたが、子供が産まれてから育児や家事に追われ、40年近く外での仕事はしてきませんでした。どちらかというと外で働くのは苦手のようです。40年の空白もあり、今さら勤務することなど考えていなかったようで、また障害者の方に接するのも初めて、最後は私に説得される形で務めが始まります。
妻の勤務時間は午後4時30分から6時30までの二時間です。スーパーマーケットは自宅の近く(裏手)にあり、GHは自宅の先に位置します。GHに寄ってタイムカードを押して、スーパーに戻ると時間の無駄にもなり、慣れた自宅の台所で調理したい希望もありました。事前に買い物をして、自宅で料理して、それをGHに持ち込み、お世話する。そのような方法で、代表には二時間の出勤扱いを認めてもらいました。
妻は、子供たちが独立し家庭を持ってからは、毎日の食事に悩むことはなくなりました。昔よく作っていた献立も、最近は忘れてしまったといいます。それを思い出すのも今回はいいチャンスです。料理は、食材の調達(古い物の管理)から始まって、盛り付けまで、頭をフル回転させます。他人の食事を作ることは、認知症の予防には、とてもよいのではないでしょうか(人のことばかりいえませんが)。
食費は利用者から定額を月単位で徴収します。始まったばかりですが、その徴収額では、まかなえていないのが現状です。実際掛かった食費から徴収した額を引いた不足分は、GHの負担となります。利用者さんから追加徴収するのか、掛かる食材費を見直しするのか、1~2カ月やってみてからの調整となりそうです。利用者がまだ二人ですので四人(定員)よりも割高になっていること、また当直職員4人が入れ替わるので食材管理(献立)が統一されてないことにも原因はあります。
妻との会話が増えました。GHの食事に関する献立や食材調達については、同じ職場で共同作業となります。前日の当直者が残した食材も、私たちの当直の間に使い切らなければ無駄になり、妻とのその打合せも欠かせません。GHの利用者には戸惑いもあった妻ですが、GさんTさんにも徐々に慣れてきたようです。妻が帰ってから翌日まで、私の二人への関与が気になるようです。仕事が終わって朝自宅に戻っても、妻と私の会話はGHの話題が中心となりました。
私の介護職への転職から、この仕事に妻を巻き込んでしまいました。食事を作ることで、妻は障害者と向き合うことになりました。妻にとってみると、外で働こうなどとは思っていなかったところに、職場が向こうから、それも自宅のすぐ傍に近寄ってきたことになり、まだ戸惑いは消えていないのでしょう。 ~次回に続く~
ある日の夕食
当直シフトについて、触れておきます。現在、当直する職員は4人います。週三日当直出来る者が2人、週一日当直する者が2人です。週三日当直出来る2人の内、1人が私となります。もう1人は看護師の方(女性で60歳代)です。彼女の当直は、金曜日から日曜日までです。私の当直はその後に、二日連続して入り、一日休み、また一日入り、これで週三回となります。当直要員4人は全て、デイ介護施設に関わっていた人たちです。
食事の話しに戻りますが、施設の代表の想いは前にも伝えましたが、規律ある中にもアットホームなGHを目指しており、食事も家庭的なものを提供したいとのことでした。幸いこのGHが、我が家から歩いて5分程の場所にあり、食事について妻の手を借りたいと申し出たところ快諾を得ました。妻がパートとしてGHに関わることになり、思わぬ展開となりました。
私は去年の五月からデイ介護の仕事をし出して、昼からの通勤(片道徒歩計30分)は、去年の夏の暑さは正直体にこたえました。利用者送迎の車の運転も、老化による視力や判断力の低下を考えると、この先何年も続けられる保障はありません。しかしこの仕事は、体力・気力が続く限りしたいと思っていました。そこで代表に、新設するGHのスタッフを現施設の職員の中から採用するなら、エントリーしたいと申し入れをしていました。結果、私と、また妻までがこのGHで働くことになりました。
妻は結婚してから、梶哲商店で経理を一時期手伝っていましたが、子供が産まれてから育児や家事に追われ、40年近く外での仕事はしてきませんでした。どちらかというと外で働くのは苦手のようです。40年の空白もあり、今さら勤務することなど考えていなかったようで、また障害者の方に接するのも初めて、最後は私に説得される形で務めが始まります。
妻の勤務時間は午後4時30分から6時30までの二時間です。スーパーマーケットは自宅の近く(裏手)にあり、GHは自宅の先に位置します。GHに寄ってタイムカードを押して、スーパーに戻ると時間の無駄にもなり、慣れた自宅の台所で調理したい希望もありました。事前に買い物をして、自宅で料理して、それをGHに持ち込み、お世話する。そのような方法で、代表には二時間の出勤扱いを認めてもらいました。
妻は、子供たちが独立し家庭を持ってからは、毎日の食事に悩むことはなくなりました。昔よく作っていた献立も、最近は忘れてしまったといいます。それを思い出すのも今回はいいチャンスです。料理は、食材の調達(古い物の管理)から始まって、盛り付けまで、頭をフル回転させます。他人の食事を作ることは、認知症の予防には、とてもよいのではないでしょうか(人のことばかりいえませんが)。
食費は利用者から定額を月単位で徴収します。始まったばかりですが、その徴収額では、まかなえていないのが現状です。実際掛かった食費から徴収した額を引いた不足分は、GHの負担となります。利用者さんから追加徴収するのか、掛かる食材費を見直しするのか、1~2カ月やってみてからの調整となりそうです。利用者がまだ二人ですので四人(定員)よりも割高になっていること、また当直職員4人が入れ替わるので食材管理(献立)が統一されてないことにも原因はあります。
妻との会話が増えました。GHの食事に関する献立や食材調達については、同じ職場で共同作業となります。前日の当直者が残した食材も、私たちの当直の間に使い切らなければ無駄になり、妻とのその打合せも欠かせません。GHの利用者には戸惑いもあった妻ですが、GさんTさんにも徐々に慣れてきたようです。妻が帰ってから翌日まで、私の二人への関与が気になるようです。仕事が終わって朝自宅に戻っても、妻と私の会話はGHの話題が中心となりました。
私の介護職への転職から、この仕事に妻を巻き込んでしまいました。食事を作ることで、妻は障害者と向き合うことになりました。妻にとってみると、外で働こうなどとは思っていなかったところに、職場が向こうから、それも自宅のすぐ傍に近寄ってきたことになり、まだ戸惑いは消えていないのでしょう。 ~次回に続く~
ある日の夕食
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