梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

風邪を引いて

2011年01月29日 06時55分20秒 | Weblog
不覚にも風邪を引きました。ここ2~3年間は寝込むような風邪を引かなかったのですが、今回は仕事を休みました。まる一日は会社を休めなかったので、午後から早引きして二日間自宅で寝ていました。

先週の金曜日、江戸川鉄栄会の新年会も無事に終わり、気が抜けたのかもしれません。翌日の土曜日、業界で知っている方のお母さんが亡くなられ通夜があり、帰りの電車のホームに立っている時にゾクゾクッと寒気がしたのです。翌日から頭が痛くなり、翌々日から咳き込むようになりました。

風邪の根本原因は疲れと言われています。または「風邪は引く」と表現されます。弱っている体がその菌を吸い込んで、跳ね返すことが出来ずに、結果的に自らが引っ張り込んだ状態が風邪なのかもしれません。

よくよく考えてみると、人間の身体は酷使すると本来は疲れるもので、お酒を飲み過ぎれば体に負担は掛かるもので、その分体は休養を必要としているのです。それを感じないで「俺は元気だ!」と言っている人は、もうそれが病気の一種かもしれません。

風邪を引くことなどは、体が弱っている或いは体の抵抗力が落ちているとの警告なのかもしれません。まだ若ければいいのですが、ある程度の年齢になると自分の体を過信することは危険です。特に経営者の健康管理は、言うまでもなく一番大切なことです。

このブログで去年、会社に早朝出勤して色々やることを書きました。例えば、その前日深酒をして午前様になってもその習慣は変えないことを披露しました。今それを考え直しています。そんなことを自慢げに書いていた自分が、滑稽に見えてきました。

今迄規則正しく妥協を許さず、社員の率先垂範を無意識にしていた自分が、歳をとり自分の健康を考えた場合、あるいはその行為が社員に威圧を与えていたのではないかと捉えると、自分を変える必要性を今感じています。

もっと鷹揚に幅を持たせた生き方が、これからの健康維持の鍵になるかもしれません。
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参加の心がけ

2011年01月22日 12時47分03秒 | Weblog
昨日浦安のホテル・ミラコスタにて行なわれた、江戸川鉄栄会の新年会は、参加者も100名を超え盛大に終りました。たいらいさおさんのコンサートも、アニメソングあり童謡や唱歌あり、会員の家族主体の会でしたので盛り上がり、思っていた通り感動するものでした。

ところでこのような着席スタイルの宴席は、テーブル毎あるいはお隣同士がある程度共通点を以って席が決っていますから、ある意味気楽です。しかし立食パーティーとなるとまた事情は違います。

丁度一週間前に、鉄鋼流通6団体合同新年賀詞交歓会がありました。毎回600名を超える参加者があり、業界の新年会でも最大のもので、当然立食形式となります。今回初めてわが社の営業部長を同行させ、二人の参加となりました。

私が業界で知り合った方を彼に知ってもらおう、また彼の取引先の担当者の方も私が知るチャンスでもあり、こんな目的もありました。最近その彼には私の代理で、得意先のパーティー等に出てもらうケースも徐々に増えています。

その会のスタートの段階で、その部長が食事も取らなくていいから、なるべく多くの人と賀詞交歓をし方がいいのではと言うのです。そこで私は言いました。そんなに焦らなくとてもいいから、食事もしながらゆっくり構えて、自然体で会う人と話を交わせばいいのではないかと。

実は私は過去、このようなパーティーが苦手でした。知っている人と話をしている間はいいのですが、そのような人が途切れると、どうしてよいか分らないのです。出来れば早く時間が過ぎて、終ればいいのになあと考え出すのです。壁際族とでも言うのでしょか、そんなマイナスのオーラが出ていたのでしょう。

勿論業界でも少しずつ知り合った方が増えたこともありますが、ある時から堂々としていればいいのだと、頭を切り替えました。そうすると不思議に空白の時間が無くなるのです。またパーティー参加のテクニックも多少身に付いたのかもしれません。

そんなことを部長には伝えました。これからの経験も物を言うとは思いますが。
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諦めないこと

2011年01月15日 04時59分47秒 | Weblog
『2011年は国内依存度の高い鋼材加工流通にとって優勝劣敗の行方がはっきりし、その中でコイルセンターや厚板溶断業が「勝ち組み」に入る条件は何なのか』、正月早々の業界紙で、そんな特別記事が載っていました。正に我々の業界のことです。

その要約をすると、「国内鉄鋼需要は右肩下がりで混沌且つ閉塞感が増すトレンドであり、こうした傾向を捉え対策を打つなら、販売力を強化する道しかなく、そのキーワードは今風に言えばコラボや協創・協業である」と書かれていました。

その機能を既に持っている会社が数社実名で挙がっていました。私なりにこれを解釈すると、加工部門を自社で持とうが持たまいが補完機能を持った他者とパートナーシップを組みユーザーから絶対的に必要となる存在となれ、に尽きるのではないかと思いました。

しかしここで問題なのは、既にその体制を会得して実践している会社と、未だにそれすらも判らずやっている会社や判っていても何等かの事情で出来ない会社も在るかもしれません。

他に生き延びる道があるかもしれませんが、少なくともユーザーから必要な存在としてその会社に注文が来ない限り、企業の存続はあり得ません。それが優勝劣敗を分けることは自明の理です。

一方その記事の中で、ある流通大手で「流通はパワーゲームの領域に入った」、「向こう三年間で大きく変わり、国内の鋼材流通業の勢力は半減する」と仰っている企業が在ると書かれていました。確かにその会社の商いからした視点はそうなのでしょう。

しかし私にはこの「パワーゲーム」の響きがどうしても馴染めません。この影響は避けられないでしょうが、全ての流通がそうではありません。立場や身の丈にあった商売をすべきだと私は思います。

「勝ち組み」の条件として「あきらめない」ことだ、としてこの記事は締め括ってありました。そう、人間の気の持ち方が一番大事なのかもしれません。
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一般参賀に行く

2011年01月08日 11時08分01秒 | Weblog
正月2日に毎年皇居で行われている、一般参賀に行って参りました。二ヶ月位前から勉強仲間と行く約束をしておりましたが、私はこの一般参賀は初めてのことでした。

午前9時30分に地下鉄千代田線の大手町駅に、その五人が集合して、次の駅の二重橋駅で下車。10時10分が初回の参賀ですが、50分毎に行なわれる次の参賀に間に合えば良しとしていました。駅から歩き出すと、関係者らしき人から日の丸の小旗を貰いました。

外の天気は上々。相当な混雑を予想していたのですが、人出は多いものの警察による検問(持ち物とボディチェック)も意外とスムーズです。後はブロック順に並ばされ暫し待機です。そこで分ったのですが、大手門と桜田門側からもそれぞれ検問を通り、三方向から合流して皇居に入って行くのです。

結局、宮殿の東庭にたどり着いたのは10時半頃です。11時からの参賀に十分間に合います。ここがテレビの放映などでお馴染みの、長和殿のベランダの前ですが、広大な広場です。後から後から一般参賀者が幾重にもここに並ぶのです。

11時ジャスト、天皇・皇后両陛下、皇太子、秋篠宮両ご夫婦らがベランダに立たれました。天皇陛下は新年を共に祝うことの慶びと、国民の一人ひとりが良い年になるようにとの願いと、世界の平安と人々の幸せへの祈りの意を表明されました。

お出ましになられてから、ご挨拶をされ、ご退場されるまで数分の間でした。感動的だったのが、多くの参賀者が小旗を一斉に振り万歳三唱するところと、最後まで天皇がご丁寧にそれに手を挙げてお応えなっていた姿でした。理屈抜きに、私達日本人の心の中心に天皇があることを体感できました。

奇しくも今年の正月のテレビ番組では、日本の歴史の中で、仏教の伝来や布教、日本の律令政治の確立に、当時の天皇の果たした役割など特集が組まれていました。今平和で豊かな国と言われている日本ですが、歴史をもう一度見直して見る重要性も感じました。
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新年を迎え

2011年01月01日 08時25分46秒 | Weblog
明けましておめでとうございます。卯年の今年もよろしくお願い致します。

年末から、神戸で仕事をしている長女が戻って来て家族五人が揃いました。家内や次女の女性群は直ぐに元の会話に戻りますが、長男や私はその会話になるまで多少の時間が掛かります。

それでも家族が揃い、正月が迎えられることを本当に嬉しく思っています。

今年は、個人的にも会社においても課題はありますが、気力で前進して行く所存です。

また今年一年の、皆様のご多幸とご健勝をお祈り致します。
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