会社は誰のものなのでしょうか。社員のもの、経営者のもの、株主のもの、仕入先や債権者のもの、お客様のもの、地域社会のもの。勿論すべてに関わっているもので、特定のものだけに在るのではありません。
ステークホルダーという言葉がありますが、以上のようないわば利害が関係する、全てのものからの支援がなければ、当該組織が存続し得ないようなグループとの意味のようです。言葉を変えれば、その友好な関係性を維持していくことが企業の使命となります。
わが社の扱う鋼板のメインの仕入先は、名古屋にある電炉メーカーです。その中部鋼鈑株式会社に、毎年この時期に訪問することが私の恒例となっています。わが社はその会社の株を持っていますので、株主総会に7~8年前から出席させてもらっています。
今回の株主総会も順調に進行していきましたが、今年は熱心に株主からの質問が続きました。保有有価証券の投資先、今後の設備投資の有無、製造コストの詳しい内訳、二期先のまで業績予測、海外事業の詳細、更なる分野への拡販の有無、4~50年先までの現有地での工場操業の確認。等など敵対的な質問は殆どなく、むしろ一株主として積極的に関与したい、会社の実態を知りたいとの気持ちが伝わりました。
株主総会が終わってから、会社の過去の業績分析やこれからの中期計画などの説明会がありました。総会の議長もその説明会の発表も社長自らが行い、気がついたら二時間を費やしていました。その後、希望者は工場見学へと向かいました。
何故、敵対的な質問や意見が出ないのかとのことですが、毎年株主総会に来られる方々の多くは中部鋼鈑のOB社員なのです。総会はOBの人達が集まる場所でもあり、自分達が長年働いた会社を見守っていきたいとの、表れではないかと感じます。
中部鋼鈑のわが社としての関わりは、株主でもあり、わが社のメインの仕入先メーカーでもあります。一般の株主からすれば会社が利益を上げる為にすべく方策も、その判断をどうして下さないかは、買わせて頂く私共ユーザーとしては理解出来る点が多々あります。物事を裏からと表から、見る良いチャンスとなっています
仕入先のメーカーが、今後どのようにマーケットに材料を安定供給にされていくのか、このような機会にトップ自ら語られる会社のビジョンは、わが社としても関心があります。
わが社の株は、私経営者の同族がほぼ所有しています。経営者と株主が同一となっていますので、ステークホルダーの観点から見れば、一般の株主の視点が不在です。大企業の株主総会に学ぶところは、そのような視点を大事にするところです。
ステークホルダーという言葉がありますが、以上のようないわば利害が関係する、全てのものからの支援がなければ、当該組織が存続し得ないようなグループとの意味のようです。言葉を変えれば、その友好な関係性を維持していくことが企業の使命となります。
わが社の扱う鋼板のメインの仕入先は、名古屋にある電炉メーカーです。その中部鋼鈑株式会社に、毎年この時期に訪問することが私の恒例となっています。わが社はその会社の株を持っていますので、株主総会に7~8年前から出席させてもらっています。
今回の株主総会も順調に進行していきましたが、今年は熱心に株主からの質問が続きました。保有有価証券の投資先、今後の設備投資の有無、製造コストの詳しい内訳、二期先のまで業績予測、海外事業の詳細、更なる分野への拡販の有無、4~50年先までの現有地での工場操業の確認。等など敵対的な質問は殆どなく、むしろ一株主として積極的に関与したい、会社の実態を知りたいとの気持ちが伝わりました。
株主総会が終わってから、会社の過去の業績分析やこれからの中期計画などの説明会がありました。総会の議長もその説明会の発表も社長自らが行い、気がついたら二時間を費やしていました。その後、希望者は工場見学へと向かいました。
何故、敵対的な質問や意見が出ないのかとのことですが、毎年株主総会に来られる方々の多くは中部鋼鈑のOB社員なのです。総会はOBの人達が集まる場所でもあり、自分達が長年働いた会社を見守っていきたいとの、表れではないかと感じます。
中部鋼鈑のわが社としての関わりは、株主でもあり、わが社のメインの仕入先メーカーでもあります。一般の株主からすれば会社が利益を上げる為にすべく方策も、その判断をどうして下さないかは、買わせて頂く私共ユーザーとしては理解出来る点が多々あります。物事を裏からと表から、見る良いチャンスとなっています
仕入先のメーカーが、今後どのようにマーケットに材料を安定供給にされていくのか、このような機会にトップ自ら語られる会社のビジョンは、わが社としても関心があります。
わが社の株は、私経営者の同族がほぼ所有しています。経営者と株主が同一となっていますので、ステークホルダーの観点から見れば、一般の株主の視点が不在です。大企業の株主総会に学ぶところは、そのような視点を大事にするところです。