梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

言葉を交わす

2009年05月30日 09時32分07秒 | Weblog
最近気になることですが、本来交わされてもよいちょっとした言葉が聞こえてこないのです。特に若者から、常識的な挨拶程度の言葉などが交わされないのです。

例えば、マンションの玄関でエレベーターに乗るときのことです。入れ違いざまにエレベーターから降りて来た人に、“おはようございます”と挨拶を投げかけるのですが、返しの言葉が無いのです。見知らない人でも、ここはパーソナルエリアですので、こらからアプローチをするのですが。

例えば、満員の電車を降りるときです。後ろから遅れざまに身体で押し分け出て行こうとする人がいるのですが、“すみません”の一言も無いのです。身体で行動を示そうとしているのでしょうが、当たられた人にとってみると、とても不快です。

例えば、コンビニのレジで会計を譲り合うときです。レジで他の人とかち合い、こちらが手を差し出してお先にどうぞというジェスチャーをするのですが、相手の人は “ありがとうございます”の言葉もなく無造作に会計を済ませて行ってしまうのです。

似たケースは沢山ありますが、言葉に出すのが恥ずかしい、言葉を出すのがおっくうだ、言葉を発するのが惜しい、あるいは振る舞いで分かるはずだ、と色々と理由はあると思います。

太古の昔、人類は言葉を介さないで意思疎通が出来た時代があったとも言われています。しかし100万年前、人類は猿人から原人になる時代に言葉が出来たとされています。

以来言葉は今日に至るまで脈々と使われてきましたし、その言葉が与える影響力は想像を超えるほど大きいかも知れません。言葉を介し互いに理解し合う現在では、人間は発する言葉で相手の人格をも分別しています。

言葉を交わさなくともある程度ことは足りるのでしょうが、人間性の退化にならなければと願うばかりです。
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会社訪問

2009年05月23日 07時53分12秒 | Weblog
浦安の鉄鋼団地にある会社を訪問しました。取引はありませんが業界の集まりや、メーカーの主催するパーティーなどで過去知り合った経営者を訪ねました。目的は他品種を扱う流通の現状を聞きたい、場合よって取引の可能性がわが社とあるかなどでした。

アポを取らないで伺いましたが、二社とも快く迎えてくれました。当然受付を通し先ず自分自身を名乗り、趣旨を伝え取次いでもらうのですが、初めての会社訪問はやはり緊張します。

それから応接間に通されご本人を待つのですが、女性の方がお茶を持って来られ、しばし時間が過ぎます。忙しいところ伺ったのではないか、出掛ける直前ではなかったのかと心配は募ります。

案ずるより産むが易し、ご本人が出てこられ二社とも3~40分があっという間に過ぎてしまいました。こちらは行く前に心の準備は出来ていますが、先方はいき成りですので戸惑ったのではないでしょうか。気持ちよく話しをして頂き、伺って良かったと思いました。

それから二日後、その日は忙しい一日でした。早朝横浜の素材販売先にクレームが発生したそのお詫びに伺い、午前中に浦安事業所に戻り加工事業の販売先でその先の発注元のお客様がわが社を視察に来られるので立会い、午後は素材販売で取引がある同業者が来社されました。

その合間を縫うように取引先の二社の社長が来られました。事前アポなどはありませんでしたので、話し相手がいなければそれでお帰りになったのでしょう。

時間を割いてわが社に来て頂いた有難さを感じました。同時に二日前に恐る恐る、私が初めての会社を訪問した場面が甦りました。

アポなしで来られるお客様はすまなそうにされますが、こちらが誠心誠意応対すると徐々に話しが盛り上がります。人間は反対の立場に立ったときによく分かります、そうでないと分からないかもしれません。
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東鉄連の…

2009年05月16日 14時51分07秒 | Weblog
12日東京鉄鋼販売業連合会(略して東鉄連)の定時総会が、茅場町の鉄鋼会館で行われました。東京地区には鉄鋼流通業の九つの団体があり、その上部組織が東鉄連です。現在会員数としては343事業所となっています。

九つの団体の一つで、私が所属しているのが江戸川鐡栄会です。各団体の会長が東鉄連の常任理事となり当会を運営しています。新年度は会長が交代し、本所鐡交会から亀戸鐡睦会の方がなりました。

副会長は三名います。今回の会長は、その副会長の一人が昇格しました。他二名の副会長はまだ任期があるので留任しましたが、何とその空席の副会長に私が選ばれてしまいました。

その器でないので固くお断わりしようと思い、ある方に相談しました。「梶さんがその器でないことは認める。しかし器であるなしにかかわらず、そんな時は(依頼されたら)その器になるべく努力するのですよ」そんなことを言われ妙に腑に落ちてしまいました。

それはさておき、総会でその後の懇親会も終り帰ろうとしたところ、ある方に誘われました。以前私のブログでも紹介した会社の社長です。御父さんが起こしたスクラップ業を18歳の時から一人で鋼材販売業に変身させ、現在鋼板関連では出来ない加工は無い会社に育て上げた方です。

この4月の決算では目標をほぼ95%達成されるとか。この時期にこの業界では奇跡です。会社や家族や社長個人の話しなど、深夜12時過ぎまで話し込んでしまいました。 

願わくは長男のお子さん、お孫さん(現在4歳)に継がせたいと最近は工場などに連れて行くそうです。100年企業を目指したい、意志の伝承を今から出来ればとのようです。

常に心に深く深く思っていること“思念”や“想念”と言うのでしょうが、社長の話を聞いていると、経営者が思った通りに会社が創られていくことを、まじまじと感じ取れます。師と仰ぎたい、弟子にしてもらいたい方です。
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GWの予定2

2009年05月09日 11時08分13秒 | Weblog
映画“おくりびと”のロケ地となった酒田は、「むかえびと」になっていました。むかえびとを合言葉に地域興しを酒田では行っており、観光客集めに、まさにGWはその最中でした。

年齢問わず、高給保障!実労働時間わずか、旅のお手伝い、NKエージェント!!
の求人広告につられて、映画の主人公はその会社に面接に・・・。写真はその舞台となった旧割烹小幡。永く閉鎖していたその割烹は、今は内観が出来て、入り口にはその関連グッズが売られていました。

家内の親戚のお米屋さんの家もロケに使われたとか。小さい頃よく行った、これも閉鎖されていた映画館港座も、今や名所となり、家内にとっては複雑な心境だったのではないでしょうか。

2日の夜中に東京を出て、高速道路の渋滞にも捉まらず、朝方酒田に着きました。高速料金1,000円制度初めてのドライブでしたが、本当にそうなのか、最後まで恐る恐るでしたが、その通りでした。

そんなことも束の間、速度違反で捕まりました。実家に着く直前でした。前を走る車が黄色い旗を持った人に急停止させられました。一瞬何が起こっているのか分かりませんでした。

私の車も脇道に誘導され、そこに取調べのテーブルがあり、ようやく事の認定が。速度40キロ制限の道、高速道路のスピード感が染み込んでいる私には、もうどうしょうもありませんでした。それにしても、連休の2日目、朝の7時、警察もなかなかです。

ETC車載器を直前に付けることができ、超ラッキーと思った私に、こんな落とし穴があったとは。酒田に行こうかどうしようか迷ったのは、その予兆だったのかも。

警察官に「あなた後3キロオーバーしていたら6点で免停でしたよ」と言われました。前を走る車がいなかったら、きっとそうでした。
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GWの予定

2009年05月02日 13時36分52秒 | Weblog
今日から私も5連休です。本日2日は事務所に出ていて、このブログを書いたり残っている仕事をしたりしていますが、夜中には酒田に向かいます。今年のGWは直前まで、家内の実家の山形酒田に行こうかどうしようか迷いました。

一つには、高速道路の渋滞が今年は半端ではないのではないかと言うことです。週末・祝日の高速料金1,000円制度で、このGWは大渋滞が予測されます。

実は、私のマイカーにはETC車載器は一週間前までは付いていませんでした。知り合いの整備工場主に頼んだところ、何と、今からだと7月になるとの事でした。そうだろなと、甘かったと、完全に諦めました。しかしその二日後、本当にたまたま、一台出てきましたとのこと、超ラッキーでした。

二つには、今庄内は観光地としは異常に脚光を浴びています。そうです映画“おくりびと”のロケ地となったところだからです。米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞してから、一躍全国区に躍り出た感じです。

でも行こう、今行かないと夏のお盆になってしまう。4年以上前から両親がもういない実家ですが、年二回は風通しの為にも、家のチェックの為にも行く必要があります。

一頃は“TVドラマのおしん” 近年では“作家の藤沢周平”で、有名になり観光地化された庄内地方ですが、今回のブームでまた変わることでしょう。しかし外観は変化することはあっても、変わらない頑固さも庄内にはあります。そこが、以前から庄内を知っている、私が魅力を感じるところです。

5日は、なるべく早い時間帯に東京に戻ってこようと思います。やらなくてならない仕事がまだ残っています。昨日営業幹部と、5月6月と、今年度の最後の二ヶ月の営業行動計画を新たに立てました。それに付随する方針の策定が必要です。

束の間の休息ですが、家内と次女と私の3人の道中です。家内の里帰りツアー、楽しんでこようと思います。

(小倉様、一つ前のブログに過分なコメントを頂き有り難うございます。)
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