毎年この9月は、取引金融機関や主な仕入先商社にわが社の6月期の決算書を持参して、概況を説明することが恒例となっています。少なくとも先方から催促される前に、わが社から出向くことを心掛けています。
金融機関から融資を受けていない、仕入先から材料を現金で購入しているのであれば、その必要はあまり無いかもしれません。しかしそうではなく、信用を供与して頂いている限り、経営や財務状態を報告するのはわが社の義務です。
ここ数年は私一人ではなく、金融機関には総務経理部長と、仕入先には営業部長と同行することを常としてします。決算報告はあくまでこの二人が主体となってもらい、私は横から口出すことを極力控えます。
二人の工夫もあり、説明も最近はより立体的になっているように思います。今期と前期を併記して推移を理解してもらうために百万単位の簡易決算を作成して、数字の裏付けなども資料を見ずに覚えてしまい、相手の理解度を確認しながら説明をしています。また新年度の方針や利益目標なども開示して、直近の月次決算も報告しています。
昔私はメインの仕入先商社に出向き、大恥をかいたことがあります。持参した決算書を渡し通り一遍の説明をしてそれで終りかと思っていたのですが、事細かに内容の質問を受け、答えられないことが多く持ち帰ったことがありました。
先代が未だ元気な頃、関連の運送会社から戻った直後の話です。自社の決算書を自分のものとしていなかったのです。その指摘して頂いた担当者に、今では心より感謝しています。
長い年月の間業績も年度によっては良い時悪い時とがあり、特に近年ではリーマン・ショック後の想像を絶する落ち込みは、自力ではどうしようもない現象でした。そして二期連続大幅な赤字となりましたが、それもその時、持っていた実力の範囲での結果です。
例えば不良債権など悪い情報は、事前に報告をして、隠し事は排除する姿勢を貫かなくてはなりません。ありのまま正確に、誠意を持って、今後とも臨むつもりです。
金融機関から融資を受けていない、仕入先から材料を現金で購入しているのであれば、その必要はあまり無いかもしれません。しかしそうではなく、信用を供与して頂いている限り、経営や財務状態を報告するのはわが社の義務です。
ここ数年は私一人ではなく、金融機関には総務経理部長と、仕入先には営業部長と同行することを常としてします。決算報告はあくまでこの二人が主体となってもらい、私は横から口出すことを極力控えます。
二人の工夫もあり、説明も最近はより立体的になっているように思います。今期と前期を併記して推移を理解してもらうために百万単位の簡易決算を作成して、数字の裏付けなども資料を見ずに覚えてしまい、相手の理解度を確認しながら説明をしています。また新年度の方針や利益目標なども開示して、直近の月次決算も報告しています。
昔私はメインの仕入先商社に出向き、大恥をかいたことがあります。持参した決算書を渡し通り一遍の説明をしてそれで終りかと思っていたのですが、事細かに内容の質問を受け、答えられないことが多く持ち帰ったことがありました。
先代が未だ元気な頃、関連の運送会社から戻った直後の話です。自社の決算書を自分のものとしていなかったのです。その指摘して頂いた担当者に、今では心より感謝しています。
長い年月の間業績も年度によっては良い時悪い時とがあり、特に近年ではリーマン・ショック後の想像を絶する落ち込みは、自力ではどうしようもない現象でした。そして二期連続大幅な赤字となりましたが、それもその時、持っていた実力の範囲での結果です。
例えば不良債権など悪い情報は、事前に報告をして、隠し事は排除する姿勢を貫かなくてはなりません。ありのまま正確に、誠意を持って、今後とも臨むつもりです。