今回はわが社の経営理念の中で“会社や我々はどうありたいか”について掲げている、もう一つの言葉の説明です。それは『良樹細根』ということです。イエローハットの創業者鍵山秀三郎氏の著書で度々目にする言葉で、私は共感し、この考え方を会社の風土としたいと思いました。
良い樹とかよく育った樹には、必ず細い根が大地にしっかりと生えている。地上の枝葉や花も大切だけれど、それを支え地中から栄養をしっかり吸収している下の根っこも重要だとの意味です。
それを転じると、人は目に見えているものに関心は行くけれど、目に見えないものの存在は無視したり、ないがしろにしたりしてしまう傾向が強いとのことです。
卑近な例ですと、お客様に見えているは、その会社の商品やサービスとかになり、我々はそれ自体を良くし売り込むことには努力しますが、それでは何の為にどんな心構えでそれを提供しているのかということはあまり深く掘り下げてはいません。
ただ儲けたい、儲けて楽をしたい。はっきり言ってそんな自己の利益だけを求める会社から物を買うお客さんはいません。お客さんの利益や利便性を常に考えなければ商品は継続して売れませんし、その儲けたお金を何に使うのかを明解にしておかなくては、それは単なる金の亡者です。
根回しという言葉をよく耳にします。由来や語原、解釈も色々あります。大木になればなる程、その枝の末端まで下の根が横に這い回っていて、そうでないと木は倒れてしまう。下の努力と、上の成果とがつり合いが取れているのか。
目先の商売を追い求め、見掛けの商品やサービスを幾ら磨いても、扱う人間の心が貧弱だとするといずれそれは崩れてしまう。良樹細根も根回しもそうですが、要はバランス、私はそのように受け止めています。
会社が正常に運営され存続している。当たり前と思わず、そんな日常に感謝出来るか。心の中の、そんな紙一重の積み重ねは大事だと思っています。
<前回「泥の中にも蓮の花」のところでコメントを下さった方、ありがとうございます。この経営理念を作ってもう12年、その間この言葉についても色々な解釈を繰り返し今日に至っています>
良い樹とかよく育った樹には、必ず細い根が大地にしっかりと生えている。地上の枝葉や花も大切だけれど、それを支え地中から栄養をしっかり吸収している下の根っこも重要だとの意味です。
それを転じると、人は目に見えているものに関心は行くけれど、目に見えないものの存在は無視したり、ないがしろにしたりしてしまう傾向が強いとのことです。
卑近な例ですと、お客様に見えているは、その会社の商品やサービスとかになり、我々はそれ自体を良くし売り込むことには努力しますが、それでは何の為にどんな心構えでそれを提供しているのかということはあまり深く掘り下げてはいません。
ただ儲けたい、儲けて楽をしたい。はっきり言ってそんな自己の利益だけを求める会社から物を買うお客さんはいません。お客さんの利益や利便性を常に考えなければ商品は継続して売れませんし、その儲けたお金を何に使うのかを明解にしておかなくては、それは単なる金の亡者です。
根回しという言葉をよく耳にします。由来や語原、解釈も色々あります。大木になればなる程、その枝の末端まで下の根が横に這い回っていて、そうでないと木は倒れてしまう。下の努力と、上の成果とがつり合いが取れているのか。
目先の商売を追い求め、見掛けの商品やサービスを幾ら磨いても、扱う人間の心が貧弱だとするといずれそれは崩れてしまう。良樹細根も根回しもそうですが、要はバランス、私はそのように受け止めています。
会社が正常に運営され存続している。当たり前と思わず、そんな日常に感謝出来るか。心の中の、そんな紙一重の積み重ねは大事だと思っています。
<前回「泥の中にも蓮の花」のところでコメントを下さった方、ありがとうございます。この経営理念を作ってもう12年、その間この言葉についても色々な解釈を繰り返し今日に至っています>