私は梶哲商店に役員としての席は残っていますので、正確には新たな仕事に就くのではなく、副業となります。しかし気構えとしては、再就職です。再就職にあたり、先ずは市川市にあるハローワーク(以下HW)を訪れました。HWは職業安定所といわれた時代がありましたが、それも含めて私は初めて訪れました。これから何もかも初めて尽くしの就活がスタートします。
HWに職を求めて、初めて行くと登録手続きが必要です。「求職申込書」に、希望の職種、給与、休日などの待遇面、その他希望の条件を記入し、相談窓口に向かいます。相談員に内容を確認され話をして、受理されると「HW受付票」がもらえます。個別の求人番号が入ったこの受付票は、今後のHWの利用に必要なので、大切に保管するようにとのこと。
その後、個別の求人番号を入力すればHWインターネットサービスを利用でき、求人企業を、自分でオンライン検索・閲覧することが可能です。希望する企業が見つかれば、HWに出向き、相談員から先方に連絡を入れてもらい、面談がOKであれば「紹介状」を発行してもらえ、その企業を訪れることになります。基本的には全てHWを通すことになります。
勿論、就活の対象となる媒体はHWだけではありません。民間のネット転職サービスや新聞に入る求人折込チラシもありますので、HWと並行しながら探してみました。HWインターネットサービスも民間のネット転職サービスもそうですが、職種や地域や諸条件を絞り込めるのでとても便利です。このようなことも使いながら知ります。職種については、できれば傾聴を生かせる職場を、当初考えていました。
傾聴ということは、人との対面会話を主にする仕事になりますが、その業務は専門となると国家資格など必要です。その資格が無い私は専門職には就けません。実は、私の娘が学童保育関係の仕事をしています。大手の学習塾の経営で、その仕事内容は普段から聞いていました。資格が無い私にもできそうだと思いました。たまたま見た折込チラシに、大手のフードサービスを展開している企業が、年齢不問で放課後児童クラブ運営のスタッフを募集していました。
早速その会社に電話します。担当者不在とのことで、電話に出た人に応募の旨を伝えたところ、最後に年齢を聞かれました。「担当者に伝え、連絡させるようにします」との返答でした。直ぐに担当者から連絡があると思っていましたが、一日経ってもありません。翌日電話すると、やはり担当者不在です。「連絡をそちらからもらえるのか」問いただすと、「後は担当者の判断ですので」との返答。広告を出しているのですから募集をしていることは確かですが、年齢で断られたとしか考えられませんでした。
その後は、HWインターネットサービスに集中し検索を続けましました。分類されていて選択できる職種は「介護、福祉」とし、雇用形態は「パート」としました。「介護、福祉」の中の小分類には、「児童福祉施設指導員」「障害者福祉施設指導員」「老人福祉施設指導員」、等々の具体的な仕事が提示されています。最後に勤務地域を限定すれば、実際の企業や団体の一覧が出てきます。
その中の一つが目に留まり、障害者支援を行うデイサービスの団体です。自宅からも近く、面談を想定して実際にその施設へ下見に行きました。掲載日時が少し前だったので、募集を締め切っていないか、その団体に直に電話してみました。募集は締め切ってなく、年齢不問と募集要項には書いていながら年齢を聞かれ、面接を行う場合はもう一度連絡すると言われたまま、電話はかかってきませんでした(会うこともせず)。
この二つのケースで全てを判断してはいけませんが、70歳の私が実際に就職活動をして、採用側の年齢制限を感じた事例です。高齢者が自分の希望している職種・職場に必ずしも就けないとの体験ですが、かえって私の求めているは「介護、福祉」の職場だという意志が固まりました。諦めずインターネットサービスの検索を続け、面談までたどり着け、私の歳を容認してくれて、採用となった今の職場の話しを、次回以降したいと思います。 ~次回に続く~
HWに職を求めて、初めて行くと登録手続きが必要です。「求職申込書」に、希望の職種、給与、休日などの待遇面、その他希望の条件を記入し、相談窓口に向かいます。相談員に内容を確認され話をして、受理されると「HW受付票」がもらえます。個別の求人番号が入ったこの受付票は、今後のHWの利用に必要なので、大切に保管するようにとのこと。
その後、個別の求人番号を入力すればHWインターネットサービスを利用でき、求人企業を、自分でオンライン検索・閲覧することが可能です。希望する企業が見つかれば、HWに出向き、相談員から先方に連絡を入れてもらい、面談がOKであれば「紹介状」を発行してもらえ、その企業を訪れることになります。基本的には全てHWを通すことになります。
勿論、就活の対象となる媒体はHWだけではありません。民間のネット転職サービスや新聞に入る求人折込チラシもありますので、HWと並行しながら探してみました。HWインターネットサービスも民間のネット転職サービスもそうですが、職種や地域や諸条件を絞り込めるのでとても便利です。このようなことも使いながら知ります。職種については、できれば傾聴を生かせる職場を、当初考えていました。
傾聴ということは、人との対面会話を主にする仕事になりますが、その業務は専門となると国家資格など必要です。その資格が無い私は専門職には就けません。実は、私の娘が学童保育関係の仕事をしています。大手の学習塾の経営で、その仕事内容は普段から聞いていました。資格が無い私にもできそうだと思いました。たまたま見た折込チラシに、大手のフードサービスを展開している企業が、年齢不問で放課後児童クラブ運営のスタッフを募集していました。
早速その会社に電話します。担当者不在とのことで、電話に出た人に応募の旨を伝えたところ、最後に年齢を聞かれました。「担当者に伝え、連絡させるようにします」との返答でした。直ぐに担当者から連絡があると思っていましたが、一日経ってもありません。翌日電話すると、やはり担当者不在です。「連絡をそちらからもらえるのか」問いただすと、「後は担当者の判断ですので」との返答。広告を出しているのですから募集をしていることは確かですが、年齢で断られたとしか考えられませんでした。
その後は、HWインターネットサービスに集中し検索を続けましました。分類されていて選択できる職種は「介護、福祉」とし、雇用形態は「パート」としました。「介護、福祉」の中の小分類には、「児童福祉施設指導員」「障害者福祉施設指導員」「老人福祉施設指導員」、等々の具体的な仕事が提示されています。最後に勤務地域を限定すれば、実際の企業や団体の一覧が出てきます。
その中の一つが目に留まり、障害者支援を行うデイサービスの団体です。自宅からも近く、面談を想定して実際にその施設へ下見に行きました。掲載日時が少し前だったので、募集を締め切っていないか、その団体に直に電話してみました。募集は締め切ってなく、年齢不問と募集要項には書いていながら年齢を聞かれ、面接を行う場合はもう一度連絡すると言われたまま、電話はかかってきませんでした(会うこともせず)。
この二つのケースで全てを判断してはいけませんが、70歳の私が実際に就職活動をして、採用側の年齢制限を感じた事例です。高齢者が自分の希望している職種・職場に必ずしも就けないとの体験ですが、かえって私の求めているは「介護、福祉」の職場だという意志が固まりました。諦めずインターネットサービスの検索を続け、面談までたどり着け、私の歳を容認してくれて、採用となった今の職場の話しを、次回以降したいと思います。 ~次回に続く~