天災について分かったようなことを書いている自分に限界を感じ、実際の被災地をこの目で見る為に、常総市に行って来ました。シルバーウイークの初日19日の土曜日です。鬼怒川が氾濫して堤防が決壊し広範囲な水害に見舞われてから、9日目となります。
市川の自宅から車で、外環自動車道経由で常磐道に入って谷和原ICまで、一時間も掛かりません。ICを出た後は国道294号を北上して、間もなく常総市に入ります。他県の車はあまり見当たりませんでしたが、しばらく走ってから渋滞し出します。
中心市街に入る前二ヶ所で、中央分離帯が崩れたりした箇所でしょうか、警察が出て一車線規制をしていました。道が白くなっている所があり、泥水が渇いて砂埃が舞い上がっています。ICから3キロ位で水海道駅の道路標識があり、国道から左にそれ市街地に入りました。(10年前に水海道市が隣の石下町を編入合併して常総市となりました)
市内の公園には自衛隊が駐屯しています。消防団員が2~3人のグループで住宅を回っている様子が見てとれます。パチンコ屋の広い駐車場には機動隊の大型バスが何台も駐車しています。救援を求めている大災害地であることを一気に認識しました。
蕎麦屋さんでしょうか、お店の道具や家財を店の前に全部出して、家の中を水で洗っています。玄関や窓を開けたままの空き家のような家も目立ちます。家の前には真っ白な消毒薬の石灰が撒かれています。ゴミの山が目に留まったので車を降りてみました。作業員に聞くと川から流れて来た漂流物だとのこと、異臭が鼻を突きました。
それから国道294号に戻って北上しますが、また大渋滞。結局国道354号線がクロスする信号から先は通行止めとなりました。左に行けば野田市方面、右に行けば土浦市方面となり、私は右に曲がりました。2キロ程行くと小貝川が現れましたので、手前土手に添って左に曲がりました。土手の下には民家が続きますが、ボランティアがいました。
黄色いビブスを着たボランティアは、外人も含め10名程。家人と家の中にある家財を全て外に出しながら、使えなくなった物はゴミとして分別しています。話し掛けたボランティアの方は連休初日、朝東京から来たとのこと。「本当に、お疲れ様です」としか言いようがありません。その惨状は、さすがに写真などには撮れませんでした。
自分は大丈夫だとの正常性バイアスを日常に生かす為にも、この日の被災地を心に刻みます。
冠水した車、冠水の高さが分かります。
川から引き揚げられた、漂流物。
市川の自宅から車で、外環自動車道経由で常磐道に入って谷和原ICまで、一時間も掛かりません。ICを出た後は国道294号を北上して、間もなく常総市に入ります。他県の車はあまり見当たりませんでしたが、しばらく走ってから渋滞し出します。
中心市街に入る前二ヶ所で、中央分離帯が崩れたりした箇所でしょうか、警察が出て一車線規制をしていました。道が白くなっている所があり、泥水が渇いて砂埃が舞い上がっています。ICから3キロ位で水海道駅の道路標識があり、国道から左にそれ市街地に入りました。(10年前に水海道市が隣の石下町を編入合併して常総市となりました)
市内の公園には自衛隊が駐屯しています。消防団員が2~3人のグループで住宅を回っている様子が見てとれます。パチンコ屋の広い駐車場には機動隊の大型バスが何台も駐車しています。救援を求めている大災害地であることを一気に認識しました。
蕎麦屋さんでしょうか、お店の道具や家財を店の前に全部出して、家の中を水で洗っています。玄関や窓を開けたままの空き家のような家も目立ちます。家の前には真っ白な消毒薬の石灰が撒かれています。ゴミの山が目に留まったので車を降りてみました。作業員に聞くと川から流れて来た漂流物だとのこと、異臭が鼻を突きました。
それから国道294号に戻って北上しますが、また大渋滞。結局国道354号線がクロスする信号から先は通行止めとなりました。左に行けば野田市方面、右に行けば土浦市方面となり、私は右に曲がりました。2キロ程行くと小貝川が現れましたので、手前土手に添って左に曲がりました。土手の下には民家が続きますが、ボランティアがいました。
黄色いビブスを着たボランティアは、外人も含め10名程。家人と家の中にある家財を全て外に出しながら、使えなくなった物はゴミとして分別しています。話し掛けたボランティアの方は連休初日、朝東京から来たとのこと。「本当に、お疲れ様です」としか言いようがありません。その惨状は、さすがに写真などには撮れませんでした。
自分は大丈夫だとの正常性バイアスを日常に生かす為にも、この日の被災地を心に刻みます。
冠水した車、冠水の高さが分かります。
川から引き揚げられた、漂流物。