「私は梶哲夫と申します。私、梶は鉄(哲→てつ→鉄)を扱っています」「会社は世界的にも有名な浦安ディズニーシーと成田空港の近くにあります。しかし商売の方はとても地味で、堅い仕事をしています」最近私の自己紹介での定番です。
その浦安に移転したのは三年前です。それ以前は江戸川区の葛西に長年営業所がありました。その葛西の土地は売却し代替地を浦安に求め、本社機能は葛西に残しましたが、主力の倉庫・工場などは浦安に移しました。
移転を考え出したのは五年前ですが、その当時と今とでは状況は激変しました。
その大きな異変は地価です。売却した葛西の地価は当時と殆ど変わりませんが、取得した浦安はその後高騰しました。取得先は千葉県企業庁からでしたが、その頃はまだこの工業団地には空き地が目立ちました。
鉄鋼景気も良くなかったせいか、隣の浦安鉄鋼団地内では廃業などで売り物件もありました。わが社が倉庫を着工し始めた頃から状況は一変し、この千鳥の工業団地は物流倉庫で埋め尽くされてしまいました。
次の潮目の変化は鋼材の異常な値上がりです。五~六年前の中国五輪の鉄鋼特需により、日本でも振って沸いたように鋼材が逼迫して急激に価格が上がり出しました。その後また去年位からの大幅な鉄源インフレを受けて、今もって鋼材は暴騰しています。
我々が当時鉄鋼メーカーから底値で買えた価格は、今ではその4倍になろうとしています。わが社の浦安新倉庫も当然鉄の構造ですので、現在建築すれば相当な総工費アップになっていた筈です。
これはしかし全て結果論です。この様なことを先読みしてやった訳ではありません。逆も有り得たと言うことで、そこに恐ろしさを感じますが、恵まれたと言うしかありません。それよりも大事なのは、浦安の立地や機能をどう活かすかかもしれません。
写真はそんな世相も知らずに、五月上旬に浦安の敷地内に綺麗に咲いたツツジです。
その浦安に移転したのは三年前です。それ以前は江戸川区の葛西に長年営業所がありました。その葛西の土地は売却し代替地を浦安に求め、本社機能は葛西に残しましたが、主力の倉庫・工場などは浦安に移しました。
移転を考え出したのは五年前ですが、その当時と今とでは状況は激変しました。
その大きな異変は地価です。売却した葛西の地価は当時と殆ど変わりませんが、取得した浦安はその後高騰しました。取得先は千葉県企業庁からでしたが、その頃はまだこの工業団地には空き地が目立ちました。
鉄鋼景気も良くなかったせいか、隣の浦安鉄鋼団地内では廃業などで売り物件もありました。わが社が倉庫を着工し始めた頃から状況は一変し、この千鳥の工業団地は物流倉庫で埋め尽くされてしまいました。
次の潮目の変化は鋼材の異常な値上がりです。五~六年前の中国五輪の鉄鋼特需により、日本でも振って沸いたように鋼材が逼迫して急激に価格が上がり出しました。その後また去年位からの大幅な鉄源インフレを受けて、今もって鋼材は暴騰しています。
我々が当時鉄鋼メーカーから底値で買えた価格は、今ではその4倍になろうとしています。わが社の浦安新倉庫も当然鉄の構造ですので、現在建築すれば相当な総工費アップになっていた筈です。
これはしかし全て結果論です。この様なことを先読みしてやった訳ではありません。逆も有り得たと言うことで、そこに恐ろしさを感じますが、恵まれたと言うしかありません。それよりも大事なのは、浦安の立地や機能をどう活かすかかもしれません。
写真はそんな世相も知らずに、五月上旬に浦安の敷地内に綺麗に咲いたツツジです。