梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

プレゼント

2008年12月27日 11時02分54秒 | Weblog
年内このブログを書くのも最後となります。今年私にとってみても、出来事はとても沢山、本当に色々とありましたが、一々書くと切がありませんので省略します。

年内思わぬプレゼントがありました。年賀状のことです。

ごく個人的な年賀状は別として、会社関係で知り合った方や、勉強会や公的な会で知り合った方へ出す年賀状は、会社で印刷するものを使っています。その方たちに出す年賀状には、何か一言書いています。

パソコンでの表書き(宛先)の印刷はとっくに終わっているはずなのに、総務経理よりその年賀状が手元に回ってこないのです。もっとも書くとしても、今週末位からでしたので、急ぎはしなかったのですが。

昨日総務経理に聞きましたら、「あっ!!しまった・・・」と言うのです。「すみません、社長に渡す前に投函してしまいました」と言うのです。

「ええ~・・・」と私、内心言いたかったのですが。「そう、いいよ!」と私。

「郵便局に問い合わせましょうか?」と総務経理。「それはもう無理だよ」と私。

瞬間、私はこう思いました。今年は書かなくていいんだと。お付き合いをしている方々には大変に失礼になるかもしれませんが、その分時間を有効に使えと、天からメッセージなのかもしれないと。

最近この世の中の混乱や変調で、プラス指向する訓練をされています。マイナス指向(思考)がいかに自分を萎縮してしまうか、自覚するようになりました。ベストを尽くし、することをしたら、後は明るく振舞う。この間或る方から「梶さんって明るいんですね!」と言われました。嬉しく思いました。

この一年間、お付き合い頂き有り難うございました。
来年もよろしくお願い致します。
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年末の挨拶で

2008年12月20日 07時53分04秒 | Weblog
今週わが社の販売先に、年末の挨拶に伺いました。覚悟はしていましたが、思っていた以上に現状や先行きは厳しいものがありました。

34年振りに暴騰し高値を付けた鋼材の価格も、今は下げが濃厚。高く放り投げたボールが今度は逆に落ちてくるように、何十年振りかの下げになることも予測されます。

特に今年になってからの値上げは異常でした。我々鉄鋼流通も仕入先のメーカーが改定する限り、致し方がないと販売価格転嫁に努力はしてきたものの、ユーザーは納得した訳ではありませでした。

しかしこの高値は、2~3ヶ月前まではまだ当分続くとの見方が、業界での捉えかたでした。

この異常高値に早くから警鐘を鳴らしていた方がいます。戦後捕虜となり抑留生活で生死をさまよい、その後一代で大手特約店を築いた会社の会長です。その方はこの状況を理性では理解していたのでしょうが、感性では受け付けていなかったのです。

その方のアドバイスを受けて、この状況になる前に、いち早く仕入れを絞り在庫を減らしてきた販売先があります。大方の鉄鋼流通は、急激な販売減と、順調な仕入れ(メーカーの納期が早まっています)で、在庫が見る見る積み上がっています。在庫調整には相当な時間を要します。

今世の中が直面している、50年に一度、100年に一度と言われているこの事態は、今までのシステムが変わってしまったと取るべきなのかもしれません。

仕入れ政策を先取り出来たかどうかは別としても、この短期間での未曾有の販売減は経営者の責任や手腕を超えています。

考え方や捉え方は色々ですが、訪問させて頂いた先の経営者は、この辺は腑に落とされているように思いました。むしろ生き残って行く積極性や、会社やご自身のあらためての強い使命を感じました。
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試験結果

2008年12月13日 11時59分53秒 | Weblog
二週間ほど前に受けた損害保険募集人の更新試験ですが、受かっていました。ホッとしました。

合否の発表は受験一週間後でしたが、内心実は心配でした。受験が終わった当日、気になるところをテキストで確認しましたら、結構間違っていました。

最近この様なテストは全てインターネットで、申し込みから結果発表まで済ませてしまうのです。申し込み時に詳しくチェックしなかったのですが、合格点は100点満点で70点以上でした。

サイトには合格者一覧もあり、合格者の受験番号が載っています。欠番は不合格者になる訳ですから、ちょっと欠番を調べてみましたら、10%強ありました。もし合格ラインが85点でしたら、私は不合格ですから、他人のことは言えません。

間違った箇所は、完全に思い込み違い、あやふやなところ、こんな設問テキストにあったのか (当然テキストにない問題は出ません) など、まちまちです。

密かに試験直前は、90点以上取れるかもしれない、90点以上は取りたいなど、身勝手な期待もありました。勉強のスタートは遅いわりに、最後は追い込みましたので・・・。本当に人間とは、勝手な妄想を抱くものです。

勉強をやったのと、覚えているのと、身に付いているのとは、それぞれ違うのではないでしょうか。今回のテストの意義を考えた場合、単なる点数の高さではなく、保険代理店として保険業務をしっかりと身に付けていることが大切なのです。

私=凡人は合格になったら、またテキストを読み、しっかりと保険業務を再勉強しようとはしなくなるでしょう。

それでも個人のIDとパスワードを入力して、サイトから自分の名前が書かれている合格証を印刷したときは、嬉しさが込み上げてきました。
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『地球村』

2008年12月06日 10時44分51秒 | Weblog
日本の食糧自給率は、穀物自給率で27%、カロリー自給率で39%。一方その日本人が一日に廃棄する食べ物は3000万人分。6割も海外から輸入していて、4人に1人分の食べ物を捨てている日本人。

ネットワーク『地球村』の高木善之代表の講演を、最近二回聞きました。
⇒ http://www.chikyumura.org/

世界で毎日約5万人の子供が餓死していて、飢餓人口は約12億人。我々は世界の食糧を奪っていて、捨てる権利があるのかと、高木代表は訴えます。

『地球村』とは、国連などが提唱する飢餓、貧困、戦争、環境破壊などのない「永続可能な社会」を目指し、地球村(幸せな社会)の実現のためのネットワークです。

目先 → 未来
お金 → いのち
経済 → 環境
利便性 → 永続性
どちらを取るか、矢印の示す方が『地球村』の選択です。

例えば自宅に牛乳があり、古いのと新しいのがあるとどちらを先に飲むか。答えは古いもの。ではスーパーで買い物をする時、古いのと新しいのがあるとどちらを選ぶか。答えは新しいもの(大方の皆さんはそうではないでしょうか)。

しかし私達のスーパーでの選択は、正しいか、正しくないか。正味期限が過ぎ、古くなると廃棄。前出の一日に廃棄される食べ物3000万人分は、信じられない数字ですが、私達は直接食べ残しをしないまでも、結果としてはこの行為をしているかもしれません。

まだまだ多くの提起がありました。事実を知る、できることから実践する、広く伝えていく(ネットワークする)、『地球村』の活動基本です。食事は一日一食、風呂は一週間に一回など、高木代表の自らの実践は伝わるものがあります。
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