私は以前、一人でお客様に定期訪問をしていました。勿論わが社には、得意先にはそれぞれ営業の担当者がいます。しかしその当時、営業の担当者と一緒に行くことはありませんでした。それには、一つの訳がありました。
今から20年前、経営者だけを対象とした勉強会に、私は数年間参加していました。会社経営はお客様第一主義がベースであり、三種の神器を持って実行し収益を上げることが最大の課題であると、その先生から指導を受けました。
その三種の神器は何かと言いますと、「お客様訪問」「経営計画書」「環境整備」でした。今回はこのお客様訪問に説明を絞りますが、経営とは外部に対応するものであって企業の内部管理ではないとの理論で、社内で指示・命令する穴熊社長を脱して、お客様に自社のサービスや商品の至らない点を伺い市場を見て来なさいとの主旨でした。
何年間はそれを実行すべく、私一人でお客様には定期訪問してきました。お客様を訪問してそれなりに得るものもありましたし、また他の神器を用いていれば、会社は回って行くものと信じていました。
しかしある時期から、それに対して疑問を持つようになりました。どのような疑問を持ったのか。簡単に言いますと、社員の目から見た視点を考えていなかったと気付いたからです。社長の思いや考えに対して社員はそう取っていない、社員の受け止め方は真反対かもしれない、との見方です。
社長からしてみると、お客様に一人で訪問して至らない点を伺うというのは、営業担当の至らない点を、得意先の社長から直に聞くことも視野に入れます。それで営業社員が心地良いか、むしろ信用をされていないと取るのが順当です。
そして私も、後継者を考えなくてはならない年齢になりました。社員に先ず任せない限り、自主性や責任感は生まれて来るものではありません。社長の仕事は、判断・決断であり、最後は社員の行ったことに最終責任を取ることです。今はそのように変化しました。
しかし、お客様訪問を放棄したものではありません。今回営業と同行して、お客様から頂くヒントの多さや営業とのコミュニケーションの大事さを再確認しています。
今から20年前、経営者だけを対象とした勉強会に、私は数年間参加していました。会社経営はお客様第一主義がベースであり、三種の神器を持って実行し収益を上げることが最大の課題であると、その先生から指導を受けました。
その三種の神器は何かと言いますと、「お客様訪問」「経営計画書」「環境整備」でした。今回はこのお客様訪問に説明を絞りますが、経営とは外部に対応するものであって企業の内部管理ではないとの理論で、社内で指示・命令する穴熊社長を脱して、お客様に自社のサービスや商品の至らない点を伺い市場を見て来なさいとの主旨でした。
何年間はそれを実行すべく、私一人でお客様には定期訪問してきました。お客様を訪問してそれなりに得るものもありましたし、また他の神器を用いていれば、会社は回って行くものと信じていました。
しかしある時期から、それに対して疑問を持つようになりました。どのような疑問を持ったのか。簡単に言いますと、社員の目から見た視点を考えていなかったと気付いたからです。社長の思いや考えに対して社員はそう取っていない、社員の受け止め方は真反対かもしれない、との見方です。
社長からしてみると、お客様に一人で訪問して至らない点を伺うというのは、営業担当の至らない点を、得意先の社長から直に聞くことも視野に入れます。それで営業社員が心地良いか、むしろ信用をされていないと取るのが順当です。
そして私も、後継者を考えなくてはならない年齢になりました。社員に先ず任せない限り、自主性や責任感は生まれて来るものではありません。社長の仕事は、判断・決断であり、最後は社員の行ったことに最終責任を取ることです。今はそのように変化しました。
しかし、お客様訪問を放棄したものではありません。今回営業と同行して、お客様から頂くヒントの多さや営業とのコミュニケーションの大事さを再確認しています。