梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

さくらの季節

2007年03月30日 16時04分27秒 | Weblog
浦安事業所の敷地内のさくらです。写真ではちょっと見えずらいかもしれませんが、看板の後ろ、花壇の上にあるのがそうです。

あらたに土地を取得して建屋を建てた浦安事業所は平成17年1月より営業を開始しましたが、当時植栽としてさくらの苗木を何本か植えました。依頼した造園業者からは、遅くとも三年後には花を咲かせますよと言われていましたが、二年目にしてこの程度になりました。

去年はまだ花が咲きませんでしたので、社員の中でも、敷地内にさくらがあること自体、気が付いていない者もいるかもしれません。

日本人のさくらに対する思いは、特別なものがあります。寒い冬を経て、春を告げる花としてはあまりにも象徴的な花です。それもこの不安定な時節の中、何時満開になるのか、気がきではなく、咲けばそれも短命です。日本人の生き方、ぱっと咲いてぱっと散る、そのいさぎよさに、日本人の求める美学が重なるかもしれません。

私としては更にこの時期、特別な思いとしましては、先代の命日が3月28日(平成2年)であると言うことです。享年66歳でしたから、今の平均寿命からすれば短命でした。毎年さくらの季節に命日が廻ってくる訳ですから、父の命日をうっかり忘れることはまずありません。

はたして敷地内に何本のさくらを植えたのか、正確に把握していませんが、将来その満開のさくらの下で、花見の宴会が出来ることを期待したいものです。
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人事

2007年03月26日 09時08分02秒 | Weblog
実は千葉工場は去年の暮れから、工場長が不在でした。その間浦安事業所より営業職を工程管理職として常駐させたり、現場技術指導では浦安工場の責任者を週一回は行かせたり、工場長の仕事を分解し役割を分担しながら手は打って来ました。

しかし工場長の長期不在は支障を来たすと判断し、まだ引き継ぎ等もあり先ですが、新たな営業職を正式に工場責任者として着任する人事を決定しました。その代わり今工程管理をしている営業職は浦安に戻す事としました。

従来技能職より工場長を決めて来ましたが、今回の人事は、初めて営業職からの抜擢です。彼には溶断技術の知識はありませんが、求められる工場運営や労務管理の判断業務は、技能職共々必要な能力です。それなりに苦労するでしょうが、期待したいところです。

今回新たに募集した営業も先週より出社しており、この千葉人事に伴い、営業担当の大幅な再編をします。若手営業マンもこの機会に、会社でもメインのユーザーを担当させます。そのユーザーから無理難題も提起されるかもしれませんが、成長をしてもらいたいと思います。

また同じく浦安溶断事業で、今回採用した女性社員も慣れてくれば、鋼板販売事業で行っている業務を一部移管し、部門を越えて仕事の均一化を図り、営業が社内で時間を割かれてしまう業務を本来の内勤者が全うし、営業は本来の外回りに専念出来る布陣を敷きたいと思っています。

この様に人事異動は、人を動かす訳ですから、人材がいなければ異動は不可能です。今回の人事は、過去中途で入ってきた社員達がそれなりに育ってくれている証拠と受け止めています。

今中小企業は人材確保難と言われていますが、わが社にとっても戦力になり得る人材が確保できるどうかは、会社の将来の明暗を分けてしまいます。足元収益が上がっていないと、人を入れることは経費負担にはなりますが、未来を見据えた時、その人達が会社を作る訳ですから、人材採用は会社でも大事な先行投資です。

新入社員が入り、前からいる社員も、互いに新鮮さを感じ刺激を受けると思いますが、互いに学ぶ気持ちを忘れずに、学んだことを仕事で活かし、知識を知恵にしてもらいたいと思います。
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市況について

2007年03月19日 07時08分03秒 | Weblog
先週の水曜日に、東鉄連の理事会が、浦安鉄鋼団地会館でありました。

ブログ上で前にも紹介致しましたが、東京地区に鉄鋼流通業の九つの団体があり、その上部組織が東京鉄鋼販売業連合会(略して東鉄連)です。九つの団体には、会長を含め東鉄連に派遣役員がいて、3ヶ月に一度ほどその役員が集り、理事会が開催されます。それとはまた別に、各団体の会長だけの、常任理事会も2ヶ月に一度開催されます。

理事会の内容としては、上部団体としての行事(総会・研修会・親睦等など)の審議や、市況の情報交換や、下部団体の行事報告など、様々です。

毎回最後に流通代表品種の市況懇談がありますが、今回私は初めて、厚板の担当を仰せつかり発表致しました。他の品種としては、型鋼、パイプ、丸棒、薄板があり、それぞれ自社から見た、扱い商品の市況動向や問題点などを話すことになっています。

私が発表した内容を簡単に言いますと、供給面では、国内メーカーサイドで今後緩むことはまずあり得ず、素材ではますます逼迫度合いが増すのではないか。一方需要面では、遅れていた建築大型物件も出揃うと言われているが、実際に出てみないと、末端需要が上向くかかどうかは判らない。そんなことを発表しました。

高炉メーカーは来期4-6月期、定期ミル修理もあり、店売り以外の需要が絶好調で、わが社でも今般取引メーカーより、引き受け枠の何割かのカットの申し入れがありました。また電気炉メーカーより、このところのスクラップ高騰を受け、値上げの通達がありました。従って今後、持っている在庫を大事に売っていくしかないと思っています。

だだし需要の方は、確かに大手加工業者が受注している建築や建設機械の仕事は良調のようですが、中小が受けている例えば金型や民間建築などは必ずしも良くなく、大手と中小との温度差があります。ですから、素材は強含みと言えますが、加工製品の切板店売り相場は弱いと言わざるを得ません。

問題点としては、二つ挙げました。一つは、価格の安い大手ユーザー紐付き玉が、店売り流入して、それが足を引っ張る要因ではないか。その契約品が全量、大手ユーザーに消化されれば問題は無いのですが、その契約が水増しされたり、擬似ユーザーなどを仕立てたりすると問題が生じます。

二つ目は、加工溶断業者自身の構造問題ですが、仕事が薄いと安値受注に走る、つまり過当競争が止まらないことです。依然として加工業者が多いのか、生きていく為の機械更新による能力アップが、販路や受注に裏付けされないと、自らを苦しめてしまう結果を招きます。

いずれにしても、製販ともに課題は残ります。そんなことを話させてもらいました。
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ダウンしました

2007年03月12日 09時08分38秒 | Weblog
先週の水曜日、ついにダウンしてしまいました。

その日は朝からあまり体調は良くなかったのですが、午前中浦安事業所で社員募集の面接があり本社から浦安へ。昼自宅から持参した弁当を食べたのですが、半分も食べられず、午後もう一人面談を終えた頃より、みぞおちがむかつき、悪寒が走り、どうにも身体がままにならず帰宅しました。夕方体温を測ったら、38度を超えていました。

私は十二指腸潰瘍を20年前に患いました。その後完治はしないものの、健康管理が上手く出来ていれば何年かは全く再発しない時期もありました。しかし、睡眠不足や飲み過ぎ食べ過ぎやストレス過多などの条件が揃うと、てきめんにこの病気は再発し、それを繰り返して来ました。

ふり返って見ますと、この一週間、夜の付き合いも重なりました。ロータリークラブの尊敬する先輩の方が最近奥様を亡くされ、夜の会合の後、その方と二次会へ行き、話しが止まらず、自宅に帰ったのが夜中の2時という日もありました。

そんなハードスケジュールがたたって潰瘍が再発したのか、もしかしたら、今息子がB型のインフルエンザに罹っているので、よもやそれがうつったのでは。しかしその日と、翌日木曜午前中は、医者に行くのもおっくうな状態でしたので、ただひたすら寝ているだけでした。

木曜日午前中は常務と、仕入れメーカーに訪問する予定になっていましたが、常務だけで行ってもらいました。午後二人の面接者の予定がありましたので、それだけは絶対にキャンセルはできず、会社に出て来ました。

金曜日、ようやく身体のだるさもピークを過ぎ、熱も無くなってきたので、遅まきながら病院に行きました。インフルエンザ検査は陰性でした。もっともこの検査は、感染して2~3日位までしか反応しないとのことでしたが。今回インフルエンザ検査だけで、潰瘍の方は診てもらいませんでした。

インフルエンザか潰瘍か、今一はっきりしませんでしたが、いずれにしても疲れが原因であることは間違いありません。日頃の健康管理の大切さを感じます。

知らず知らずのうちに、新しく社員を採用する負荷が、そのプレッシャーが、自分にも大きくのしかかっていたのかもしれません。
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スケジュール

2007年03月03日 23時57分35秒 | Weblog
私の週間のスケジュールは、社内パソコンの共有のファイルに保存して更新し、誰でもが見られようになっています。総務経理部には、私が不在で連絡が付かず、急に来訪者などの予定が入る時は、空いている時間帯は予定を入れてもよいと伝えています。

しかし空白の時間帯でも、飛び入りが無ければ自分としてはやりたいこともあり、その様に他者からスケジュールを入れられると、どうしても自分の時間をコントロールされている気持ちになります。しかし社長の存在事態が、会社の顔であり、社長の仕事は公職であると戒め、そんな気持ちを切り替えています。

因みに先週は特に忙しく、机に向かって溜まった仕事を、ゆっくりしている時間がありませんでした。人のスケジュールなど聞いても面白くないでしょうが、参考まで、以下こんな一週間でした。

月曜日は、浦安事業所で隔週毎に行われる朝礼と営業会議が、午後からは現在行っている一般事務職募集の面接が、同じく浦安事業所で。

火曜日は、千葉工場で朝礼と環境整備、その後今年6月新規に導入するレーザー切断機の打合せ、午後からは浦安事業所に移動して引き続き面接を、それから本社に戻り事務仕事を。

水曜日は、営業職募集のIN転職サイト掲載開始日、朝本社で認証手続き済ませ、昼前には外出し、川口市方面の浦安溶断工場の販売先であるお客様の表敬訪問を。

木曜日は、事務職で採用を決めた社員の初出社の為朝浦安事業所へ、本社に戻り取引メーカーとの商談を、昼間はロータリーの例会に、午後本社でまた別の取引メーカーとの商談をし、夕方はロータリーの夜間会合へ。

金曜日は、午前中本社に以前私のコーチングをしてくれて、わが社の研修会で講師も依頼した女性が来社し共に昼食を、午後からIN転職サイトの応募者の返信など終始。

土曜日は、会社は休みでしたが午前中本社で仕事を、夕方は江戸川鐡栄会に今年新会員として入った方と、共通の友人と共に会食を。

こんな一週間でしたが、社員募集にしても、社内の取り決め事項にしても、外部の取引先様やお客様との関係にしても、前進や進展を感じた週でした。
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