今から13年前の話ですが、仕事でブラジルに行きました。当時わが社はブラジルから厚板を継続輸入していたので、輸出元のウジミナス製鉄所を見学し、窓口商社コチアを表敬訪問するのが目的でした。
勿論ブラジルは初めての訪問でした。ロサンジェルス経由でサンパウロに入り、ここまでで既に24時間、そこから内陸の滞在地ベロオリゾンテに向いました。日本からすると地球の裏側、最も遠い国です。
それから更に飛行機で一時間位の町イパチンガにウジミナスはあります。空からは原野の中、鉄鉱石の山がむき出しに見える、その脇に製鉄所がある感じです。今から50年前に日本・ブラジル両国出資で合弁会社を発足し、日本からは現在の新日本製鐵が主に参画しこの製鉄所は始動しました。
たかだか4~5日の見聞の限りですが、この地ミナスジェライス州には質素で忍耐強いと言うミナス気質があるそうで、日本人が本来持っている同質の志を共有できたのが両国事業の成功のカギだったのではないかと思います。
滞在中この紙面では語りきれない貴重な体験をしました。しかし今思い出として甦るのはその時知り合った人々です。暫く数名の方と年賀状のやり取りをしていましたが、その後ブラジル側の事情で対日輸出を止めてから残念ながら音信も途絶えてしまいました。
そのウジミナスが最近日本の鉄鋼業界でも注目を浴びています。世界的な鉄源(石炭・鉄鉱石・合金鉄など)の異常な高騰を受け、新日本製鐵とウジミナス共同でイパチンガに新たに高炉を建設するなど拡張投資計画を打ち出したのです。
日本の鉄鋼メーカーが、鉄源が確保できる海外で鉄を作り日本に持ってこないで海外に製品を供給するそんな狙いです。40年ぶりに日本の鉄鋼メーカーが高炉を作る、そんなニュースが話題となりました。
あのウジミナスの当時の担当だった方たちは、今どうしているのか、思いを馳せます。
勿論ブラジルは初めての訪問でした。ロサンジェルス経由でサンパウロに入り、ここまでで既に24時間、そこから内陸の滞在地ベロオリゾンテに向いました。日本からすると地球の裏側、最も遠い国です。
それから更に飛行機で一時間位の町イパチンガにウジミナスはあります。空からは原野の中、鉄鉱石の山がむき出しに見える、その脇に製鉄所がある感じです。今から50年前に日本・ブラジル両国出資で合弁会社を発足し、日本からは現在の新日本製鐵が主に参画しこの製鉄所は始動しました。
たかだか4~5日の見聞の限りですが、この地ミナスジェライス州には質素で忍耐強いと言うミナス気質があるそうで、日本人が本来持っている同質の志を共有できたのが両国事業の成功のカギだったのではないかと思います。
滞在中この紙面では語りきれない貴重な体験をしました。しかし今思い出として甦るのはその時知り合った人々です。暫く数名の方と年賀状のやり取りをしていましたが、その後ブラジル側の事情で対日輸出を止めてから残念ながら音信も途絶えてしまいました。
そのウジミナスが最近日本の鉄鋼業界でも注目を浴びています。世界的な鉄源(石炭・鉄鉱石・合金鉄など)の異常な高騰を受け、新日本製鐵とウジミナス共同でイパチンガに新たに高炉を建設するなど拡張投資計画を打ち出したのです。
日本の鉄鋼メーカーが、鉄源が確保できる海外で鉄を作り日本に持ってこないで海外に製品を供給するそんな狙いです。40年ぶりに日本の鉄鋼メーカーが高炉を作る、そんなニュースが話題となりました。
あのウジミナスの当時の担当だった方たちは、今どうしているのか、思いを馳せます。