梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

毎朝やる事

2009年04月24日 23時44分25秒 | Weblog
今年に入り毎朝必ずやる事を新たに決め、それを実行する話しを2月初めにしました。ある小冊子を音読し、その後瞑想して心を落ち着かせる訓練を行い、音読したものは録音してその日の内に再度聴きなおす事でした。

その後ですが、定着しています。と言いますか、習慣化しました。一日も空かすことなく今日に至っています。

きっかけは、去年よりある勉強会に参加して“自己を動かし積極人間になる”為の課題として取り組むことでした。その小冊子は、その会より月替わりで配布されるもので、今月で5冊が終わりました。

私としては毎朝やることを決めてしまうと、むしろ楽なことを発見しました。時間があったらやろうとか、まとめてやろうとかする方が、むしろ苦痛なのではないでしょうか。

音読して録音したものを聴く、と言うのは思いのほか効果があります。普段自分が発しながら自己認識している言葉と、録音して聴く言葉とはギャップがあり、そのギャップを埋めることが話し方の訓練になります。

また発声のトーン、言い回しの抑揚、語尾の強弱、言葉や文章の間合い、数え上げたら切がないほど話し言葉や話し方の訓練は奥が深く、毎日毎回課題が残ります。

初期の頃の録音を残しておいて、直近のものとたまに比較していますが、明らかに違っています。着実に進化していることは認められます。

ある時は、出掛け先で小冊子を忘れ新聞を読んだり、週末家族を前に読んだり、朝出来ずに真夜中に読んだり、色々とイレギュラーはありました。しかし毎日、音読をして録音して聞くことは実行しています。

ここまでブログに書いてしまったら、今年は止められないと思います。公表することで、その効果も狙っています。最近は読むことに楽しみを覚えることすらあります。やることを決めてしまえば、いいのかもしれません。
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総会を終え

2009年04月18日 13時59分11秒 | Weblog
『無事総会も終わり、あらためて御礼を申し上げます』昨日鉄屋さんの集まりである江戸川鐡栄会の定時総会があり挨拶を致しました。その総会は、千葉県市川にある創業130年の料亭「栃木家」で行いました。

『皆さん、普通花は上向き咲きますが、桜の花は下向きだと知っていましたか。人に良く見てもらえるようにと咲いているのでしょうか。また未練を残さず、ぱっと咲いてぱっと散り人々を楽します、利他の精神と言いますか、日本人の理想を象徴しているような花です』

『そんな日本がアメリカ発の大不況に苦しんでいます。大統領のオバマ氏はこの不況を、人間の強欲の仕業だと言い切っています。これは日本でも真摯に受け止めるべきだと思います』

『現在我々の鉄鋼流通も、この大恐慌で苦境に直面しています。去年の夏までは鋼材が値上がりし、値上げを呑んでくれない販売先は切り捨てる勢いでした。品薄で、在庫は宝の山でした。今は間逆です。その販売先からの注文は宝で、値段が高いその過剰在庫は諸悪の根源のように感じます。同じものがどうしてこうも違うのでしょうか。全て人間の所業です。物事の二面性を押さえておくことを忘れた結末です』

『また今それほど損害がないところと、販売量激減と在庫損を抱え大変なところと、流通でも二つに分かれています。それには原因と結果があるということです。良い種をまいたところと、そうでないところと、必ず原因はある訳です』

『それはさておき江戸川鐡栄会は43年の脈々とした歴史があります。幾度の景気の浮き沈みの中で存続して来ました。足元が悪いからと言って活動の火を消してはならないと思います。会員の皆様の会社も、利益が出なくても今は耐え、会社を潰さないことが先決です。』

『花が咲かない寒い日は、根っこを大地にしっかり伸ばしましょう。やがて春が来たら花を咲かせましょう』そんな話しをさせて頂きました。
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当事者

2009年04月11日 09時44分24秒 | Weblog
ある朝総務経理担当の社員から、社長に報告しておくことがありますと神妙な顔つきで「昨夜事件に巻き込まれましたもので」と。そう言えば昨夜は営業と飲むと聞いていましたので、てっきり飲み屋で他人といざこざでもあったのではと、私。

飲みに行く前に葛西駅近くでタバコを買おうと、コンビニに入ったそうです。レジの女性店員がわなわなと震えていて、「すれ違いに出て行った人は強盗です!!カッターナイフの様なもので脅かされました。幸いあなたが入って来たので、犯人は金も取らずに出て行きました!」

その後通報しコンビニに警官も来たので、うちの社員は店を出て駅に向かったそうですが、何と犯人は駅の改札付近でうろついていたとのこと。直ぐにコンビニに引き返し、警官を連れて来て、そこで犯人御用となったそうです。

何だ、事件に巻き込まれのではなくて、犯人逮捕において凄い貢献をしたのではないですか、と私。「そ~うなんですが、その後警察署に行って二時間も事情聴取を受け、会社の名前も出しましたので」と社員。

事件があった頃から、浦安の飲み屋で待っている営業からジャンジャン電話が掛かって来たとのこと。警察に言ったところ、聴取が終わったら浦安まで送ってくれる条件で警察署に行ったそうです。当然飲み屋までのパトカーの護送の特典が付いて、事は終わったとか。

今回の件は、自力で犯人を捕まえたとか取り押さえたとかした訳ではないのですが、勇気は必要であったと思います。

正に本人が言うように、その場に遭遇してしまったので、“事件に巻き込まれた”との表現になるのでしょうが、犯人逮捕に大いに貢献したのは事実です。

とっさの正しい判断や勇気を持つことは、日頃の鍛錬も必要です。事件に巻き込まれたとしても、当事者にはなったとしても、傍観者にはなりたくないものです。
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お客様廻り

2009年04月04日 13時35分22秒 | Weblog
昨日、茨城と栃木県のお客様の何軒かを訪問して来ました。一日天気は最高に良く、自宅の千葉県市川市を出て戻ってみると車の走行メーターは300kを超えていましたが、疲れも無く快適でした。

最初に伺ったお客様は今年の正月にわが社に挨拶に来られ、ブログにも書きましが、主に地下燃料タンクを製造している会社です。次男の専務と、そのお母様(社長なのですが)も加わり話しが盛り上がり、気が付いたら10時半。8時半に訪問したので、なんと2時間話し込んでしまいました。

十数年前に、会社創業30周年の記念式典をしたとのこと。創業の年に結婚したものの式も挙げてなかったので、子供達が両親に内緒に、30年後の披露宴をその式典の中で企画したそうです。

その年は阪神大震災や地下鉄サリン事件などで、暗い世相の時。NHKテレビが明るい話題を視聴者から募ったそうです。“30年後の花嫁”として、お母様が応募したのが見事に選ばれ、取材され放映されたそうです。そんなビデオも見せてもらいました。

北関東のお客様は一軒一軒の距離が離れていますので、一日フルに廻っても行ける軒数は限られます。それだけに話しの内容が濃く感じ印象的です。

家内に早朝作ってもらった弁当を車内で食べました。車を止めたところは、栃木県の芳賀郡二宮町の千代ヶ岡神社の前でした。境内の桜が綺麗でした。ここ二宮と言えば、二宮尊徳が江戸時代後期、飢饉に苦しむ農民を救うべく領地再建で活躍した場所です。

結城市の近くになると、霊峰筑波山(標高877m)がとてもよく見えます。日本百名山の中でも一番低い山ですが、見方によっては独立峰的に見え、関東では親しみのある山です。

お客様の業況も、この大不況の影響は大いに受けています。去年の桜の季節には想像も出来なかったことです。来年の桜の季節までには、景気も明るくなっていることを念ずるばかりです。
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