18年前バンコンのCCを購入した、その数カ月後、息子の中学受験の時期となりました。茨城県にある寮生活を基本とする教育に取り組んでいる、中学校を受験することになりました。交通の不便な所にあり、受験当日電車やバスを乗り継いていくには自宅を朝の4時台に出なくてはなりません。本人の試験後、両親面談もあり、そこで息子と妻と私3人CCで行くことにしました。
息子はベッドに寝たままで移動し、現地の中学校のすぐ近くの駐車場に停めて、車内でゆっくり朝食をして、受験会場に送り出しました。そのようなCCの使い方も発見です。例えば都心で飲み会があり、終わるのが遅くなることが予想されたら、CCで行って近くの駐車場に停めて、飲み会後朝まで仮眠する。引っ越しなど荷物の移動にも、第二の書斎として気分転換にも使えます。簡易トイレや水も常備していますので、災害時緊急避難場所として使う想定も可能でした。
妻の実家は山形県の酒田です。妻の両親は亡くなっていても、実家とお墓は残っていました。家の中の整理もあり、毎年お盆の時期に妻は一週間ほど帰っていました。先に妻が実家に行って、私は終盤に向けCCで行って寝泊りはその中で、そして整理して我が家に持ち帰る荷物はCCに載せて、家内と一緒に戻る。実家が第三者に売れるまで、このような酒田参りが10年近く続きました。
CC本来の醍醐味は、やはり車の旅です。一昨年は北海道、去年は九州にフェリーを利用して、それぞれ一週間ほど回ってきました。愛車ごと本州を離れるのは初めてでしたが、バンコンは格別な楽しみ方がありました。オートキャンプ場で大自然の中一泊し、翌日は街中のホテルに泊まる。このスタイルを繰り返せば身体も楽です。キャンプ場であれば地元市場で買い込んだ新鮮な物が食べられ、ホテルであれば美味しく洒落た店や人気店も選べます。北海道・九州共に走行約1800キロ、商用バン車のお陰で、運転も疲れず長距離ドライブも楽しめました。
近年のアウトドア人気やCCのブームで、オートキャンプ場の新設や関連施設の整備が進みました。「カーネル」と言われるように、車で寝る、普通車の車中泊も注目されています。CCの車種も装備も増々充実したものとなっています。CCがあまり認知されていなかった、18年前と隔世の感があります。自己満足ですけれど、キャラバンのCCの選択は間違っていなかったと思います。走行距離は7万キロを超えたくらいですので、エンジンの調子も衰えていません。動かなくなるまで、このまま使い切ろうと思っていました。今年の春先まで。
その考えが変わりCCを買換えようとなったのは、ここ一年くらい前からの心情の変化です。「いつか」やるから、「今」やるへの捉え方のシフトです。「やりたいこと」を先送りするのではなく、「やれること」として可能な限り今行うことです。
実は最近、軽キャンパー(軽自動車をベースにしたCC)に興味を持ちだしました。燃費も良く、サイドカーとしても最適です。何よりも近頃の軽キャンパーは、小型ながら内装・装備が充実しています。CCブームになって、手ごろな価格で買えてコンパクトな軽キャンパーに人気が集まり、初期の頃の車種から改良がますます進んでいました。
また正直、普通車よりも大型のキャラバンの運転に、若い時と違っておっくうさを感じるようになっていました。特に車庫入れは苦手意識が強まりました。物の本によると、これは老化の兆候とありました。その点、軽自動車は車庫入れも簡単、気軽に運転でき、妻と二人なら大型車は不要です。それでも前述したように、キャラバンを後5年くらいは、乗り切って廃車にしようとのイメージを持っていました。
ところが今年三月、18年前キャラバンを購入したビルダー店にふらっと立ち寄りました。展示されている軽キャンパーを、見るだけ見てみようとの気持ちからでした(潜在意識では買換えを思っていたのです)。買うか買わないか、お金の問題もあります。これも心情の変化です。現在の自分にとって価値のある物であれば、お金は貯めておくだけではなく使うことに意義があるのではと、考えるようになっていました。 ~次回に続く~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/5b/f8526f9ad1e95263df84b38fc779fc64_s.jpg)
息子はベッドに寝たままで移動し、現地の中学校のすぐ近くの駐車場に停めて、車内でゆっくり朝食をして、受験会場に送り出しました。そのようなCCの使い方も発見です。例えば都心で飲み会があり、終わるのが遅くなることが予想されたら、CCで行って近くの駐車場に停めて、飲み会後朝まで仮眠する。引っ越しなど荷物の移動にも、第二の書斎として気分転換にも使えます。簡易トイレや水も常備していますので、災害時緊急避難場所として使う想定も可能でした。
妻の実家は山形県の酒田です。妻の両親は亡くなっていても、実家とお墓は残っていました。家の中の整理もあり、毎年お盆の時期に妻は一週間ほど帰っていました。先に妻が実家に行って、私は終盤に向けCCで行って寝泊りはその中で、そして整理して我が家に持ち帰る荷物はCCに載せて、家内と一緒に戻る。実家が第三者に売れるまで、このような酒田参りが10年近く続きました。
CC本来の醍醐味は、やはり車の旅です。一昨年は北海道、去年は九州にフェリーを利用して、それぞれ一週間ほど回ってきました。愛車ごと本州を離れるのは初めてでしたが、バンコンは格別な楽しみ方がありました。オートキャンプ場で大自然の中一泊し、翌日は街中のホテルに泊まる。このスタイルを繰り返せば身体も楽です。キャンプ場であれば地元市場で買い込んだ新鮮な物が食べられ、ホテルであれば美味しく洒落た店や人気店も選べます。北海道・九州共に走行約1800キロ、商用バン車のお陰で、運転も疲れず長距離ドライブも楽しめました。
近年のアウトドア人気やCCのブームで、オートキャンプ場の新設や関連施設の整備が進みました。「カーネル」と言われるように、車で寝る、普通車の車中泊も注目されています。CCの車種も装備も増々充実したものとなっています。CCがあまり認知されていなかった、18年前と隔世の感があります。自己満足ですけれど、キャラバンのCCの選択は間違っていなかったと思います。走行距離は7万キロを超えたくらいですので、エンジンの調子も衰えていません。動かなくなるまで、このまま使い切ろうと思っていました。今年の春先まで。
その考えが変わりCCを買換えようとなったのは、ここ一年くらい前からの心情の変化です。「いつか」やるから、「今」やるへの捉え方のシフトです。「やりたいこと」を先送りするのではなく、「やれること」として可能な限り今行うことです。
実は最近、軽キャンパー(軽自動車をベースにしたCC)に興味を持ちだしました。燃費も良く、サイドカーとしても最適です。何よりも近頃の軽キャンパーは、小型ながら内装・装備が充実しています。CCブームになって、手ごろな価格で買えてコンパクトな軽キャンパーに人気が集まり、初期の頃の車種から改良がますます進んでいました。
また正直、普通車よりも大型のキャラバンの運転に、若い時と違っておっくうさを感じるようになっていました。特に車庫入れは苦手意識が強まりました。物の本によると、これは老化の兆候とありました。その点、軽自動車は車庫入れも簡単、気軽に運転でき、妻と二人なら大型車は不要です。それでも前述したように、キャラバンを後5年くらいは、乗り切って廃車にしようとのイメージを持っていました。
ところが今年三月、18年前キャラバンを購入したビルダー店にふらっと立ち寄りました。展示されている軽キャンパーを、見るだけ見てみようとの気持ちからでした(潜在意識では買換えを思っていたのです)。買うか買わないか、お金の問題もあります。これも心情の変化です。現在の自分にとって価値のある物であれば、お金は貯めておくだけではなく使うことに意義があるのではと、考えるようになっていました。 ~次回に続く~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/5b/f8526f9ad1e95263df84b38fc779fc64_s.jpg)