私の弟は3歳下、今年62歳です。彼の同年配の仲間が集まると、それぞれの持病のことや常用している薬のこと、そして自分の相続の話題となり、盛り上がるそうです。これは、若くない自分の身体やいずれ訪れる死を意識しているに他なりません。
今年10月準高齢者になった私も同じですが、死は身近に感じるようになりました。昔は親しい方が亡くなると、随分ショックを受けましたが、最近はそんなに驚かなくなりました。いずれ自分にも必ず死期がある、年齢を重ねれば人の生き死には日常茶飯事と、身近に受け止めるようになったからです。
大学のクラブの二つ歳上の先輩も、去年と今年とで二人が亡くなりました。日本の男性の平均寿命が80歳近い昨今では、未だ60代半ばは早い死ですが、実際私達の年齢では何があってもおかしくない年代に差し掛かったと言えます。
つい最近、ロータリークラブの仲間であった方の訃報が入りました。私は8年前にロータリークラブは退会しましたが、昔の仲間から連絡を貰いました。その方の御年は53歳でした。江戸川区で歯科医をされていて、死因は心筋梗塞。医院の2階で夜泊まって仕事をされることもしばしばあったようで、自分で点滴をされている最中だったとのことでした。
通夜では、懐かしいロータリーの仲間と、久しぶりに再会しました。医院を改築されたばかりだそうで、心臓の持病は以前からあったかも知れませんが、自身がまさかそうなるとは考えもしなかったと思います。その方には娘さんが二人おられますが、その院長一人で経営されていたので、医院は今後どうなるのか皆さんも心配していました。
少し話は変わりますが、ほぼ私と同じ年配の二人の方が、ご自身の会社を譲渡して第一線から退きました。一人はお子さんが誰もいない、もう一人は娘さんしかいない、どちらも後継者問題でした。経営を今までの誰か社員に引き継ぐのではなく、第三者に会社を買い取ってもらう、いわゆるM&Aを選択されました。
お二人はどちらも創業者的存在でしたので、その決断は苦渋のものだったと思います。経営者が突然の死を迎えたり高齢までギリギリ頑張ったりするけれど、後継者が不在で、会社がおかしくなるケースは世間では枚挙に暇がありません。会社の存続や将来を考えれば、会社の譲渡も大事な選択肢です。
私の父は65歳で他界しました。今の私の年齢と同じでした。父はその10年以上前から糖尿病を患い、直接の死因は大腸癌です。現在の私には、昔の大腿骨骨折の後遺症はありますが、特に持病はありません。その私は父が残してくれた会社を、幸い経営させてもらっています。
私の年齢は、人間のライフサイクルからすれば、老年期に入っていることは事実です。持病がないからといって、過信は要注意です。しかし肉体面だけではなく、これまの人生が活かされているのか、人生の完結期に向けて、生き方の質を問われていることも確かです。
身近な人の死や会社の後継の問題や、回りで起こっていることを自分に置き換えてみて、体力の衰えや死に向き合っていることを認識し、これからの行き方を更に構築していくつもりです。
今年10月準高齢者になった私も同じですが、死は身近に感じるようになりました。昔は親しい方が亡くなると、随分ショックを受けましたが、最近はそんなに驚かなくなりました。いずれ自分にも必ず死期がある、年齢を重ねれば人の生き死には日常茶飯事と、身近に受け止めるようになったからです。
大学のクラブの二つ歳上の先輩も、去年と今年とで二人が亡くなりました。日本の男性の平均寿命が80歳近い昨今では、未だ60代半ばは早い死ですが、実際私達の年齢では何があってもおかしくない年代に差し掛かったと言えます。
つい最近、ロータリークラブの仲間であった方の訃報が入りました。私は8年前にロータリークラブは退会しましたが、昔の仲間から連絡を貰いました。その方の御年は53歳でした。江戸川区で歯科医をされていて、死因は心筋梗塞。医院の2階で夜泊まって仕事をされることもしばしばあったようで、自分で点滴をされている最中だったとのことでした。
通夜では、懐かしいロータリーの仲間と、久しぶりに再会しました。医院を改築されたばかりだそうで、心臓の持病は以前からあったかも知れませんが、自身がまさかそうなるとは考えもしなかったと思います。その方には娘さんが二人おられますが、その院長一人で経営されていたので、医院は今後どうなるのか皆さんも心配していました。
少し話は変わりますが、ほぼ私と同じ年配の二人の方が、ご自身の会社を譲渡して第一線から退きました。一人はお子さんが誰もいない、もう一人は娘さんしかいない、どちらも後継者問題でした。経営を今までの誰か社員に引き継ぐのではなく、第三者に会社を買い取ってもらう、いわゆるM&Aを選択されました。
お二人はどちらも創業者的存在でしたので、その決断は苦渋のものだったと思います。経営者が突然の死を迎えたり高齢までギリギリ頑張ったりするけれど、後継者が不在で、会社がおかしくなるケースは世間では枚挙に暇がありません。会社の存続や将来を考えれば、会社の譲渡も大事な選択肢です。
私の父は65歳で他界しました。今の私の年齢と同じでした。父はその10年以上前から糖尿病を患い、直接の死因は大腸癌です。現在の私には、昔の大腿骨骨折の後遺症はありますが、特に持病はありません。その私は父が残してくれた会社を、幸い経営させてもらっています。
私の年齢は、人間のライフサイクルからすれば、老年期に入っていることは事実です。持病がないからといって、過信は要注意です。しかし肉体面だけではなく、これまの人生が活かされているのか、人生の完結期に向けて、生き方の質を問われていることも確かです。
身近な人の死や会社の後継の問題や、回りで起こっていることを自分に置き換えてみて、体力の衰えや死に向き合っていることを認識し、これからの行き方を更に構築していくつもりです。