「文章如何に書くか」そんなことを著した本を二冊読んで、前々回、特に気になったことを書きました。それぞれの本には、『「思う」「考える」「感じる」を減らそう』や、『「~たいと思う」を使わない』という、項目が出てきました。
私はこれを無意識に使ってきました。正確に言えば、常に気にはなっていたものの、しっかりした尺度やはっきりした意志も持たずに使ってきました。
「勉強したいと思う。すると、先ず学校へ行くことを考える」という文章を例に挙げています。「思う」は「考える」という思考の前段階にある。勉強したいのは直感的な欲求であり、学校へ行くはその欲求をより具体化したものだと言います。しかしもっと「勉強します」、「学校に行きます」と言い切った方がすっきりするのではなかろうか、とも示唆しています。
特に「~たいと思う」です。謝罪の、「申し訳ありません。心よりお詫びしたいと思います」。予告の、「これから食べてみたいと思います」。要望の、「方針を決めて頂きたいと思います」。これら「~たいと思う」は、全て不要のようです。
実は前々回の私の文章には、この「思います」が四箇所入っていました。以下
それら、書き換えてみると全て不要となりました。
文章を書くことは本当に難しいと思います。
→文章を書くとは本当に難しいことです。
しかし完璧な文章などあり得ないと私は思います。
→しかし完璧な文章などはあり得ません。
書き手の個性もあってよいのだと思います。
→書き手の個性はあってもよいはずです。
自分の文章を書くことを私は努力したいと思います。
→自分の文章を書くことを私は努力します。
このように書き直してみると、自分なりにスッキリしたと思います。いえ、スッキリした文章になりました。
私はこれを無意識に使ってきました。正確に言えば、常に気にはなっていたものの、しっかりした尺度やはっきりした意志も持たずに使ってきました。
「勉強したいと思う。すると、先ず学校へ行くことを考える」という文章を例に挙げています。「思う」は「考える」という思考の前段階にある。勉強したいのは直感的な欲求であり、学校へ行くはその欲求をより具体化したものだと言います。しかしもっと「勉強します」、「学校に行きます」と言い切った方がすっきりするのではなかろうか、とも示唆しています。
特に「~たいと思う」です。謝罪の、「申し訳ありません。心よりお詫びしたいと思います」。予告の、「これから食べてみたいと思います」。要望の、「方針を決めて頂きたいと思います」。これら「~たいと思う」は、全て不要のようです。
実は前々回の私の文章には、この「思います」が四箇所入っていました。以下
それら、書き換えてみると全て不要となりました。
文章を書くことは本当に難しいと思います。
→文章を書くとは本当に難しいことです。
しかし完璧な文章などあり得ないと私は思います。
→しかし完璧な文章などはあり得ません。
書き手の個性もあってよいのだと思います。
→書き手の個性はあってもよいはずです。
自分の文章を書くことを私は努力したいと思います。
→自分の文章を書くことを私は努力します。
このように書き直してみると、自分なりにスッキリしたと思います。いえ、スッキリした文章になりました。