いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

箱根へ行く

2011-09-19 16:34:05 | いぶたろう旅日記
本当に去年は何度箱根に足を運んだことか。
しかし何度行っても飽きない。
特別な思い出も刻まれたことで、何か神聖な場所になっている気がする(笑)

今回は1周年記念ということで、思い出の地を訪ねながら、
1年前はどうしてた…なんてことを思い返しながらの旅。
第2候補だったレストランでの食事も楽しみだったし、
式場のスタッフの皆さんとお会いできるのも何よりの楽しみだった。
新幹線で小田原へ行き、乗り換えて箱根湯本まで。
ここまではもう慣れたものです。
むちゃくちゃ混んでましたが、これももう慣れたものです(笑)。
で、今回は湯本からバスに乗って仙石原へ。



珍しく朝余裕を持って出かけたので、混雑でバスが来なくても焦らない。
そのうち臨時バスを出してくれて、スムーズに移動。
予約の20分前にレストランに着いちゃった。おっとなー。



イイ感じでしょ?



庭園もこんな感じ。野外パーティも出来るんだって言ってたな。

都会の喧噪とは別次元。
静かで落ち着いた雰囲気を味わいながらテーブルへ。
年齢相応にオトナな感じの休日だな-。
コスプレイベントとかやってる36歳じゃなくて良かった-。

6000円のランチをオーダー。
前菜はビュッフェ形式で、好きなもの好きなだけどうぞって。
そうすると…



こうなるわなあ(笑)。

こういうレストランでは、必ず守られるお皿の余白の美学が…皆無。
これを人は「前菜」とは呼ぶまい。
年齢不相応にコドモな盛りつけだなー。
採り放題になると燃えてしまう36歳で哀しい。
しかも、おかわりできるのかな?と思って聞いてみたら、
冷たくあしらわれてさらに落ち込む。
いーじゃんよー、あんだけあんだからさー。
…って、前菜でどれだけ喰うつもりなんだおまえは(笑)。

この後パスタが出て、メインはこれ。


イベリコ豚。
うん、ウマイ。
嫁さんはワインを楽しんでいる。
負けじと僕はウィルキンソンのドライジンジャーを楽しんでいる(笑)。
久しぶりに緑のビンのヤツ飲んで、美味かったなー。
ペットボトルのとは味が違う気がするんだけど、気分の問題かな-?
あまりに美味かったんで、帰ってすぐネットでビンのヤツをケース買いしちゃったよ。

お腹いっぱいになって、続いて向かったのは嫁のリクエストで「ガラスの森美術館」。
僕は「形のある芸術」方面にとんと疎くって、
美術館とかもダメな口(良し悪しがホントにまったくわからない)なんだけど、
うーん、すんません、やっぱしここもそうでした(笑)。
美術品に関してはまったく興味なかったんだけど、
でもここは庭園がキレイ。これだけでも来た価値ある(失礼だなおい)。



カモもいるしね(動物園行け)。


これ、こういう雰囲気好きなんだよ。


あとこれ面白かった。ガラスで出来たススキ。


そんな感じでのんびり過ごしてたら、ふと携帯が鳴る。
なんと1年前に担当してくれたスタッフAさん。
「お迎えにいきますよ!」とのことでご厚意に甘えて、指定された近くの場所まで移動。
やがてやってきたのはチーフディレクターのKさん!直々にお迎えとは!
「息子よ~!」なんて言われながら、再開の抱擁(笑)。
この感じ。これですよこれ。

そしてお馴染みの、ラジオで親父もネタにした、
「まさかこの先にホテルがあるとは?」と思わせるに充分な山道。
これがまた隠れ家ぽくって味があるんです。
バイクで登ったときは大変だったなー。
でも、登っただけいいことあるよ。



これだもん。絶景。
しかもこちら側には建物あんまりないから、ディナーの時なんか強羅の夜景独り占め。
贅沢ですよー。

チェックインすると、スタッフさんみんな覚えててくれてて、
「みんなでどうやって驚かせようか、色々考えてたんですよ~!」
なんて言われちゃ、悪い気しないよね。
バーでドリンクを戴いて、しばし休憩の後、部屋へ案内されて…びっくり。
あれ?ちがうよ?ここ?
そう、今回は普通の部屋を取ってたはずなんですが…
チーフのはからいで、最上階・展望風呂付きの一番イイ部屋に!


いやっほーい!
ここは式の当日も両親に譲って泊まれなかった部屋。
しかも!



部屋にはバラの一輪挿しと手書きのメッセージカードが!
すげー(涙)おれらVIPだー(涙)。
なかなかここまでして貰えないよな-。
嬉しいよなー。これじゃ毎年来ちゃうよなー(笑)。

さっそく風呂を楽しんで、部屋でのんびりしていると、電話が。
何とチャペルを新装したそうで、僕らにも見せてくれるとか。
行ってみると…



あっ!壁がなくなってる!(笑)
だって1年前はこうだったんだよ。



それが、壁がなくなって完全オープンになってる。



近づくとこんな感じ。
星空が見えるんだよ。
日中は柔らかに陽射しが差し込む感じだね。



「鍵は開いてますからご自由にどうぞ」なんて言って、
今日はウェディングなくて使ってないはずなのに、
ちゃーんとキャンドルから何から全部キレイに本番同様のセッティングしてくれてあるんだよ。
本当に嬉しい心遣いだよね。
1周年をお祝いしてくれてるのが、言葉以上によく伝わってくる。
しかも、壇上にはまた、ちゃんとバラでしょ。



これね、ちゃんと意味があってさ、
僕が挙式の時、どうしても宗教的なオブジェがイヤで、
(信者でもないのに神に誓うなんて嘘くさいからね)
代わりに用意したのが『星の王子さま』をモチーフにしたプリザーブドフラワーのバラなんだ。
これね。



覚えててくれたんだよね。
さりげない、それでいて本当に温かい気遣いにあふれてる。
昨年に続き、忘れられない1周年だよ。

名残惜しいけどチャペルを後にして、
ライトアップされた通路を通って、ダイニングへ。


またここの食事が美味しいんだ。
残念ながら去年担当してくれたシェフ(イタリア語で祝辞を贈ってくれた)
は交代したそうなんだけど、
今度のシェフも腕利きで、負けず劣らずの素晴らしい料理。
パスタも絶品。



メインのお肉もやわらかいったら。



んで、最後のデザートでまたまたサプライズ。



スタッフのAさんが一生懸命書いてくれたチョコレートのメッセージ。
これは…もうたまんないっすよ。
何から何まで。
1年経ってなお、こんな風にお祝いしてくれるなんてね。
本当に、ここを選んで良かったと思える。

食事の後はテラスへ出て、
夜景を眺めながらコーヒー・紅茶を楽しむ。
なんて優雅なひとときなんだろう。
そこに仕事を終えて一息ついたKさんがやってこられて、
お仕事抜きで色々歓談。
1年前のこと、震災のこと、仕事のこと、などなど。
これがまたよかった。
ホテルとお客でありながら、その一線を絶妙な所で行き来する。
そこにプレミア感が生まれるんだよね。
心が通じ合うというのは本当に素敵なことだ。
やっぱり人間同士だから、ね。

とにかく、これ以上はないな、という記念日でした。
いいでしょ(笑)。

1年経ちまして

2011-09-19 09:27:59 | 超・いぶたろう日記
早いもので、結婚式から1年経過。
手前味噌ではありますが、そこはやっぱりお祝いということで、
ちょうど1年ぶりに箱根の地を訪れました。
式場第2候補だった仙石原のレストランでランチをとり、
式を挙げた宮城野のホテルで一泊、
翌日は半休をとって箱根観光というプランです。

僕も嫁さんもこだわる方なので、
(いま住んでるところ選んだのにも1年かけて20件位見て回った)
式場選びでも十数件資料取り寄せて、6件見に行ったんだったかな。
ゲストには申し訳ないんだけど、都心は非日常感に乏しくて、
どうせやるなら…と、あちこち探してたから、見て回るのも大変だったよ。
これからの人のために紹介しようか(笑)。

★逗子の「シーサイドリビエラ」
ここは絵に描いたようなリゾート式場で、何かと豪華だった。
非日常性と言うことでは群を抜いていたし、
スタッフも非常によく研修されていて、応対も洗練されていた。
個人的にちょっとバブリーな感があったのと、
一日に式をたくさん抱えてるから時間にタイトそうだなあという印象。
式の日はゲストとゆっくり過ごしたかったし、万事押し気味の僕にはやや窮屈かな?と断念。

★西湘二宮のレストラン「AURA」
ここは雰囲気良くて料理も美味く、担当者が超イイ人だった。
バリ島のイメージで統一されていて、好みの雰囲気。
何でも好きにやらせてくれそうな懐の広さも感じた。

★同じく二宮のレストラン「指帆亭」
ここも担当者がとても感じのイイ人でした。
食事はしなかったからわからないけど、海が見える屋外式場があって、
ここで式を挙げたらかなり思い出に残りそうな感じ。

★仙石原のホテル「箱根の森高原教会」「グリーンプラザ箱根」
ここは高級感あふれる上品な感じのホテル。
教会の雰囲気は一番良かったかな。
ただ、僕は宗教色ゼロでやりたかったので、牧師なしの条件は難しかったかと。
打ち合わせだけで、食事も宿泊もしていないけれど、
一度泊まってみたいなと思わせるだけの魅力を備えてる。
ただ、決め手となったのはやっぱり、「人」。
悪い人ではなかったし、一生懸命説明してくれたけどけど、
決してアクセスがいいとは言えない立地にあって、
時間を気にせず打ち合わせした挙げ句に、送ってくれるのかと思ったら、
帰りはバス停でさよなら。
真っ暗な山奥のバス停でしばらく待たされることになった辺りは、
担当者の想像力の乏しさを思わせた。

★仙石原のレストラン「アルベルゴ・バンブー」
瀟洒な、という形容がピタリはまるレストラン。
ヨーロッパの別荘を思わせるたたずまいに、実に美味しいイタリアン。
館内は言うことナシ。スタッフも丁寧だった。
惜しむらくはチャペル。庭先にあるのだが、いかにも後付け感があった。
ここで一生ものの儀式をやるというイメージは持てなかったかなあ。
本当に雰囲気は最高で迷ったんだけど、レストラン故に宿泊施設がなく、
他の旅館への宿泊にも不便があったの躊躇。
あとは時間にうるさくて、
「午後6時からレストランの夜の営業をしたいので、時間厳守して欲しい」
の言葉でもう断念決定。
それは仕方のないことだけれど、営業上の都合であって、正直、温度差を感じる一言。
この後も自分たちのために骨を折ってくれるのか?という疑問符がついた瞬間。
今回1年ぶりに行ったときも、丁寧なんだけど事務的な感じは変わらなかったかな。
いや、本当に素敵なレストランなんですけどね。
「僕らの」式場には向いてなかったというだけで。

★宮城野のホテル「箱根エレカーサ&スパ」
最終的に式場に選んだホテル。
高級ホテルなんだけど、バブリーなイヤミがない、清楚で上品な感じ。
取り立ててものすごい設備やなんかがあるわけじゃないんだけど、
僕らがここに決めたのは、とにかく、「人」。
他のどこにもない「何か」があった。
それはホスピタリティというのか、シンパシーというのか、
とにかく僕らのことを大切に考えてくれている、というのが言葉だけじゃなくて伝わってきた。
担当者Kさんの、「いたずらに『できない』なんて言いません!」の一言で、決断。
牧師をおかない、十字架もおかない、司会者も要らない、バンド演奏はする、…などなど、
僕は従来の結婚式の常識に縛られない、
それでいて式場が困るようなアイデアをたくさん持っていたので、
一日一組限定貸し切りで、可能な限り自由にやらせてくれるというここの方針は有り難かった。
事実、次々に非常識な企画提案をしたにも関わらず、
一度もNGを言われたことはなかった。
どころか、一緒になって面白がってくれたのは本当に嬉しかった。
通常40人程度のダイニングに56人も詰め込んだのに、時間もおしまくったのに、
最後までイヤな顔ひとつせず、気持ちよくやらせてくれた。
ゲスト送迎・宿泊にもこれ以上ない対応をしてくれた。
いずれも、人の良さというだけでなく、
プロフェッショナルとしての矜恃を感じる仕事ぶりだった。
それは今回1年ぶりに訪ねてみて、改めて証明された感じ。
選んで良かったと思ったね。僕らの目に狂いはなかった(笑)。
やっぱりね、人ですよ人。見倣わなくちゃ。

というわけで、図らずも記事の大半が式場紹介で埋まってしまった(笑)。
ちょっと記事を改めて、今回の箱根旅行を書くことにしよう。