いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

蟷螂の斧

2011-09-12 23:55:55 | 超・いぶたろう日記
最近、嫁さんがボウリングにすっかりハマり、
日曜にはプロに教わるというレッスンに欠かさず通っている。
そのプロのコーチというのも、とってもイイ人だそうで、
人見知りのウチの嫁も楽しんで通っているようだ。
しかもレッスンの甲斐あって、めきめきと腕を上げているようで、
順調にスコアを伸ばし、いつも上機嫌で帰ってくる。

ボウリング場はそう遠くないのだが、
電車ではちょっと不便な場所なので、バイクで送り迎えしてやり、
帰りはごひいきの揚州商人というのが定番になりつつある。
もちろん、話題はボウリング一色だ。
フォームがどうの、ステップのリズムがどうの、
果てはマイボール購入の夢を嬉々として語る。
僕はそれをふんふんと聞いているが、
話の内容以上に楽しそうな表情を眺めているのが、割とイイ感じだ。

僕は「女は家庭にいろ」主義では「まったくない」し、
むしろこうして何か趣味を持って、楽しそうにしていることで、
僕の方も気が楽になる部分が小さくない。
亭主や家族に必要以上に縛られず、
いくつになっても友達増やして楽しいひとときを過ごすことは重要だしね。
無理に夫婦だ家族だを振りかざして束縛するよりも、
その方がお互い長いこと楽しくやれると思うのだが、どうでしょう。

まあ、昨日も今日もボウリングにお忙しいようで、
週末の来客(ダイゴさんがおいでになった)予定に伴う大掃除は、
僕一人の肩にかかってきてしまったが(笑)。
まあ、たまにはそういうことがあったっていい。
そして、こういう僕の理解ある態度はもっと賞賛されていい(笑)。
とは言っても、結構楽しんで家中掃除してたんだけど。
ピッカピカにしましたぜ。見えるところは。
つーか荷物多いよな-。

さて、今日は大好物の黒酢炒飯と焼きそばに舌鼓を打ち、
腹一杯でさあ帰ろうかというときに、珍客来訪。
バイクに戻り、メットをかぶろうと思ったら、
ひょっこり出てきたのがこいつ。



どうやって登ってきたんだろう???
しかもこんなアスファルトのど真ん中で。
目があったらカマちゃんファイティングポーズ。

そうか…これを蟷螂の斧というのか…。
何だか今の自分に象徴的な…いや、なんでもねーなんでもねー。

いっつも同じ反省ばっかしてるような気がするけど、
あんまりブログに正直に愚痴書くもんじゃありませんね。
書いてる僕はその場その場で本当に思ってることを書くんだけれど、
でも書くことで発散されてる部分もあるから、
実際の日常ではもう少しバランスとれてる部分もあるわけで、
しかし最近直接会う機会の少ない友人からすれば、
どうもこいつ様子がおかしいんじゃないかと心配されたりするようで、
高校の同期からシュンスケまで、励ましのメールや電話を戴いてしまいました(笑)。
ありがたいことだよなあ。
本当に、友達に勝る財産はないよなあ。

実際、今の仕事や環境だけで、今後の人生すべてを規定してしまう必要はないわけで、
巷間まことしやかに語られる年齢とチャンスの相関関係についても、
既存のビジネスモデルや硬直した企業モデルの中に留まればある程度認められるというだけのことで、
別に焦ったり悲観したりする必要はないんだよね。
僕はあくまでも僕で、それ以上でもそれ以下でもない。
本当にガマンできなくなったら、それが何であろうと辞めるだろうし、
それまでは自分に出来ることを積み重ねて、チャンスがあればのればいい。
でも、せっかく素晴らしい友人たちに恵まれたんだし、
彼らとまた何かを一緒にやれる日が来ればいいなあ、とは思う。
それまで、彼らに恥じない程度に、自分なりのスキルを身につけておければいい。

とまあ、僕は何に振りかざしていたのかもよく解らずにいた斧を一度おろし、
地に足をつけて、だけども上を向いて歩み出すことにしたのです。
見上げた先には仲秋の名月。
まさに眼前の夜空のごとく何だか澄んだ心持ちになっておりました。

四方アスファルトで徘徊し、僕のバイクに逃げてきたカマちゃんは、
しばらく記念撮影に付き合ってもらったのち、
彼が探していたはずの草むらに放してやりました。
僕もいつか、そう。
Comments (3)
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