また故障


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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昨日また会社の機械で故障が発生した。
今回はレーザー裁断機を制御するパソコンだ。
始動しようとしたら、電源が入らなくなった。
デルの古いワークステーションで、OSはWindowsXPだ。

スイッチを押しても、状況を示すライトが点灯するだけで、うんともすんとも言わない。
何度も押しているうちに、ブーンとブロアが大きな音で回り出すが、それだけで画面には何も表示されず、立ち上がる気配は無い。
デルに電話したら、女性のオペレータが対応してくれた。
症状を細かく説明したが、結局は電源かマザーボードが壊れている可能性が高いという。
すでに生産終了後かなり経っている機種なので、修理不能であり、買い換えるしかないという。

それは仕方が無いとして、新しいパソコンが導入されるまで、毎日の作業が滞ってしまうのは非常に困る。
古いレーザー裁断機を動かさなければならないので、パソコンなら何でもいいわけではない。
機械の輸入元に確認したところ、XP搭載でしかもプリンタのパラレル出力のついた機種である必要があるらしい。
今時そんな機械探しても無いのではないか?

偶然であるが、同じ頃に買った同型式のワークステーションが、事務所にもう一台ある。
それを告げると、恐らくHDDは壊れていないので、そちらに移植すれば動くはずだと教えてくれた。
トライしてみると話して電話を切った。

壊れたワークステーションをバラしてみると、内部でSATAのケーブルでHDDが接続されている。
配線を外してHDDを取り外し、もう一台のワークステーションのところまで持って行った。
しかし、よく考えたら、こちらのワークステーションも、今止めるわけにはいかない機械なのだ。
一時的に入れ替えようかと思ったが、そうはいかないことに気付いて、どうしたものかと困ってしまった。

K師匠に相談したところ、とりあえず古いパソコンを1台、家から持ってきてくださった。
予備機としてとっておいたという、デルの古いXPのモデルだ。
画像ソフトや裁断機のドライバなど、必要なプログラムをインストールしたところ、レーザー裁断機が何とか動き出した。
K師匠は、この機械はもう使わないから、そのまま使っていいですよと仰ってくれた。
やはり予備の機械というのは必要なのだと実感した。

動作の確認はできたが、裁断機を動かすカットのデータは、問題のHDDの中に入っているので、実際に機械を動かす事が出来ない。
外したHDDを復帰させる事に成功すれば、今までに作ったデータを取り戻す事が出来るかもしれないが、それにはちょっと時間がかかる。
実際あのHDDに入っているデータは、長年かけて作った資産でもあったわけだ。
やむなく最低限必要なデータだけに絞り、夜までかかって新たに作り直し、何とか裁断の作業を再開させた。

翌日になりK師匠が、SATA接続のHDDをUSBで読めるケーブルを、持ってきてくださった。
パソコンにつないだところ、HDDは生きていたようで、以前作ったデータも復帰できることがわかった。
とりあえずは一件落着である。

それにしても、このところパソコンがよく壊れるのだが、宇宙から電磁波でも飛んできたのだろうか。
もっとも10数年も前のパソコンだから、そろそろ寿命を迎えることになっても仕方ないか・・・
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