漏水 1


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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新年早々トラブル続きだ。
昨日はベッドで寝ていると、どこかで変な音がするといって、朝早く起こされた。
仕事で疲れていたので、睡眠時間を増やして、何とか体を休めるつもりであったが、そうは問屋が卸さなかった。

トイレの壁の向こうから、ポタ・・・ポタ・・・と水の落ちる音がする。
1分間に3、4回程度であるが、はっきりと聞こえる。
耳を澄まして、どの方向から聞こえるのか判別しようとしたが、四方から聞こえてきてわからない。

配管に緩みは無いか、床に濡れたところがないか、あちこちを点検したが、それらしき箇所はみつからない。
その間も、ポタ・・・ポタ・・・という音は続いている。
早急に対処しないとまずいことになる。
何故ならウチの下の階は店舗で、お店まで水が染みていき商品を破損すると、補償問題になるのだ。

仕方なく床下に潜ることにした。
我家はマンションなのに床下があるのだ。
まずは押入れに詰まった物を全部どかして、その床にある点検口を開けた。
出したものが部屋中に散らかり、年初から大変な事になってきた。

寝巻きを着たままで、床下にもぐりこんだ。
配管が何本も走る床下の、狭い隙間を縫うように、すり抜けていくのだ。
アクロバット的な体勢で、暗闇を懐中電灯で照らしながら、埃まみれの床を這って進む。
今朝はゆっくり休む筈が、大変な重労働になってきた。

トイレの下あたりに辿り着くと、コンクリートの床に水滴が落ちて、染みが出来ているのを見つけた。
上を見上げると、主に便器の下辺りから、水滴が落ちてくるようだ。
水に臭いは無いので、多分給水管から漏れているのだろう。

頭上の部屋にいるMrs.COLKIDに聞こえるよう、大きな声でバケツと雑巾を取って欲しいと伝えた。
雑巾で水溜りを拭いて、水滴の落ちる辺りにバケツを置いた。
そばに落ちていたビニール片に細工をして、周囲に落ちてくる水がすべてバケツの中に溜まるようにした。

まずは応急処置を済ませた。
そこまで終わらせて、穴から這いずり出た。
寝巻きはドロドロで、目も当てられない姿である。
そのまま風呂場でシャワーを浴びた。

その日のスケジュールは詰まっており、水漏れにばかり関わっていられない。
仕事の方でも、重要な用件があるのだ。
それ以降はMrs.COLKIDに任せて、僕は自分の今日の仕事に移ることにした。

集合住宅の方が一戸建てよりいいと思ったが、こういう欠点もあることがわかった。
水漏れは一戸建てでも起こり得る事だが、人に損害を与えるわけではないので、ここまで慌てて動く必要はないだろう。
前にも一度書いたが、築後何年も経った建物だし、その間に大きめの地震を幾度か経験し、あちこちの配管のネジが緩んでいる可能性はある。
むしろあれだけ揺れたのに、よく今まで何事もなく機能してきたと、感心すべきことかもしれない。
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