検査


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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恒例の出張に来ている。
羽田から夜の便で発った。
今はホテルの一室にいる。

空港の保安検査で、ゲートを通った際にブザーが鳴った。
経験から、5割くらいの確率で引っかかる。
ギャルコのベルトが頑丈に作られていおり、バックルが普通より大きいのだ。
本来ホルスターを通して、鉄の塊を吊るすためのものだからだ。

ベルトを外して、もう一度ゲートを通過した。
ところが今日は、それでもブザーが鳴った。
はて・・・
何か金属を持っていないか、保安検査場の女性から聞かれたが、ポケットに手を入れてみても、何も入っていない。

靴かもしれません・・・という。
靴??
履いているのは、オールデンのクロムエクセルのブルーチャー(外羽根式)だ。

いくつか靴を買ったうち、もっとも履き心地がいいのがこの靴だ。
しなやかで足に負担がかからない。
米国の靴のサイトを見ていると、最高の靴はオールデンの全天候型ブルーチャーだという記述を時折見る。
僕のはクロムエクセル製のものだが、とにかく履き心地が抜きんでている。
残念ながらサイズが少し大きくて、厚みのある靴下でごまかして履いているのだが、それでも他の靴より優れているのだ。

その靴が原因で、検査に引っかかったのだろうか?
靴を脱いでスリッパに履き替えて、もう一度ゲートを通ったところ、今度はパスした。
女性が靴だけ持っていき検査したところ、やはり金属の板が底に入っていたという。
革靴でもこういう構造のものが時折あるそうだ。

確かに言われてみれば、しなやかな割に、手に持つとずっしりと重みを感じる靴である。
恐らくこの履き心地の秘密が、そのあたりに隠されているのだろう。
足にぴったり合ったものが、もうひとつ欲しくなってきた。
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