安売り


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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引退した業界の人と、都内で会って、いろいろ情報交換をした。
パワーのある老人で、会うたびにエネルギーを吸い取られるような気分になる。

モノが売れて生産が忙しいのは、どこも一緒らしい。
この後さらに消費税率アップ前の駆け込み需要が見込まれるので、お店では定年退職者や産休中の人に声をかけて、一時的な人員補強をするという。
この勢いが、税率アップ後も続けば御の字なのだが・・・



性懲りもなくブーツである。
ウルヴァリンの1000マイル・モックトゥ・ブーツだ。
アメ横で定価の半額程度で並んでいた(笑)

1000マイル歩いても壊れない、というキャッチフレーズで、1914年に発売された同社の1000マイルブーツ、その末裔のモデルのひとつ。
100年前に開発された靴であるが、作りは現代的にリファインされているという。
メイド・イン・USAを謳っているが、その割に仕上げがラフなところが面白い。

1000マイル・ブーツは、以前より何となく欲しかったのだが、価格がけっこうするので、買うまでには至らなかった。
しかしアメ横を歩くと、路上にえらく安い値札がつけられて並んでいる。
先日それを見てしまい、少しがっかりして買う気が失せていたのだが、やはり気になって、結局再度足を運んでしまった(笑)

キズ物セール品として、1000マイル・ブーツばかり何足か並んでいる。
その中に自分の足に合うサイズがあるかどうかである。
それにしてもこんなにキズ物が出るなんて、品質管理がなっていないのだろうか?(笑)
日本と基準が全然違うのだろう。

ブラウンのオイルレザーのモデルに触ってみると、クロムエクセル特有のしなやかな感触・・・
「これクロムエクセルですよね」
「そうです。世界最高のオイルレザーですよ」
「それが・・この価格ですか・・・」
「ええ、足に合えばお得ですよー!(笑)」

足のサイズを聞かれ、3Eか2Eなら25.5、Eなら26と答えた。
どのモデルにどのサイズがあるか、店員さんはしっかり暗記しているようで、この機種なら26があると即座に教えてくれた。
幅はDだというから、少々狭めであるが、まあ履いてみないとわからない。

サイズ8Dという、26に相当するサイズを試着した。
予想通り幅はきつめだが、前後はちょうどいい。
確かにこの圧迫感は、幅Dくらいの感じである。
しかし今日は厚めの靴下であるし、これで何とかなりそうだ。
柔らかい革ですから少々きつめでも伸びると思いますよ・・と言われた。

何といっても僕の大好きなクロムエクセルで作られたブーツであり、しかもほぼ半額であるから、これは「買い」であろう。
キズ物ということになっているが、少々の傷や染みはもとから付いていて当たり前の感じで、どの傷のことを言っているのかわからない(笑)
僕はそういうことを気にしない方だし、一回履けば同じ・・という程度のものである。
実際にはネット上でさらに安く売られているのもみつけたが、まあ試着できることを考えると、悪い買い物ではなかった。

ブーツは革の面積が大きいので、手で触れてみると、クロムエクセルならではのしなやかな感触を存分に楽しめる。
革フェチには、短靴よりブーツの方が、明らかに訴えるものがある。
クリームで仕上げるのは、少し手間がかかるが・・・
しかし、こうクロムエクセルの靴ばかり集まりだすと、少々飽きてきたのも事実である(笑)
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