意外に充実した休日


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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まだパソコンが直っていない。
本当は今日修理に持ち込みたかったが、ソフトのCDが見当たらない。
もしかすると幽霊屋敷(倉庫)の方に持って行ったのかもしれない。
何年も前のことなので忘れてしまった。
もので溢れているというのに、肝心な時に肝心のものがみつからない。
仕方ないので今日はあきらめて、別のことをすることにした。

実は昨年、靴磨きに失敗した靴がある。
それについては、別の機会に経緯を書くが、その靴の補修をプロにお願いしなければと考えていた。
今日やってしまおうと決意して、靴を持って青山まで行った。

銀座もそうだが、青山にも靴のお店がいっぱいある。
名だたるメーカー直営の靴店が並んでいる。
まずは靴を持って、磨きで有名なお店に、修理の依頼に行った。
色の補修が入るので、けっこう料金がかかるようだが、自分の失敗なので仕方がない。
そのまま靴を預けてお店を後にした。

それから本通りに戻るまで、道を何度も横断して、両側に並ぶ靴店を覘いた。
パラブーツ、レッドウイング、J.M.ウェストン・・・
昨日雑誌で見ていた靴の実物を次々に見られて、お店の人に話を聞くこともできる。
面白くて、そのまま表参道に行き、さらには渋谷まで歩いていった。

途中シュー・アンド・コーのお店に寄り、いろいろ試着させてもらった。
同じ外羽式プレーントゥの靴なのに、木型の違うものが3種類もある。
それらを履き比べさせてもらったが、これは実に面白い体験であった。

僕の足は、やはり土踏まずの部分が少なめのようで、この部分をえぐってある靴は、基本的に合わないことがわかった。
オブリーク・ラストとブリタニー・ラストのモデルは、土踏まずがえぐれており、足を入れるとその部分が当たる。
古くからあるボテッとした木型のモデルを履くと、どこにも当たるところが無く、スッと快適に履くことが出来る。
靴の格好はイマイチなのだが、足がそういう形をしているのだから仕方がない。

オールデンで言えば、バリー・ラストはいいのだが、モディファイド・ラストはだめ・・ということだ。
これは大きな発見であった。
それ以外にも、革の話をしたり、いろいろ裏話を教えてもらったりして、実に楽しかった。
やはり会話をすれば、次々に新しい発見がある。

渋谷から銀座線で帰ろうとしたが、ワイシャツが出来ているから取りに行くように言われていたのを思い出し、銀座で降りて三越に寄った。
紳士用品売り場なので、当然靴売り場がすぐ隣である(笑)
しかも何やらセールで人がいっぱいいるではないか・・・・

というわけで、散財したが、なかなか楽しい休日であった。
風が冷たくて、非常に寒かった。
当初は靴を預けたらさっさと帰ろうかと考えていたが、思いの外充実した一日となった。
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