1000マイル


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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先日紹介したウルヴァリンの1000マイルブーツであるが、日曜日に一日履いて都内を歩いてみた。
その結果、案外悪くないことがわかった。
悪くないなんて書いたら失礼であるが、ブーツが苦手な僕が、初日からこんなにスムースに履く事が出来たのだから、大したものである。

試着の時とは違って、今回は普通の厚さの靴下を履いた。
当然少し緩くなるが、靴紐をしっかり結ぶ事で、太ももの下部辺りに靴が固定される。
それで歩き出したのだが、しばらく経つと、案の定、紐の締りが均一化して緩くなりだした。
靴の中で足が動く。
こんなものかと思いながら歩き続けたが、特に支障になるようなことはなかった。
これでいいのかもしれない(笑)

ブーツの作りは荒っぽく、いかにもアメリカンといった感じだ。
それを味として許せてしまうところが凄い(笑)
つま先と踵は硬く補強されているが、それ以外の部分はクロムエクセルならではの柔らかさ。
ソールは薄めで、ビブラムのハーフソールが張られている。
厚みのあるトリッカーズあたりと比べると、路面の状況が伝わりやすいようだ。

不思議なもので、少々隙間があっても、まったく靴擦れにならない靴がある。
1000マイルブーツがまさにそれで、その状態で一日歩いても、いわゆる靴擦れにはならなかった。
素材のクロムエクセルによるところも大きいような気がする。
非常に柔らかく、足に吸い付いてくるようなしなやかさがあるのだ。

最初は幅がきつめに感じたのだが、歩き出すと、すぐにそれが気にならなくなった。
靴の曲がりの部分が足の甲にあたり、擦れて皮膚がちょっと痛痒かったが、それもほどなく治まった。
夕刻くらいになると、小指に靴の内部が当り、少し痛みが発生したが、それもいつの間にか消えてしまった。
しなやかなクロムエクセルが、足の形に合わせて変化し、柔軟に対応してくれるように見える。
不思議な魅力を持った靴である。
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