再仕上げ


LEICA X1

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酔っ払っている。

会社の帰りにMrs.COLKIDとヨドバシアキバに寄った。
買い物をしてから、ヨドバシの上で夕食をとった。
ビールにお好み焼き・・これがけっこう美味しかった(笑)

ヨドバシには、実は時計を買いに行った。
またかい!と言われそうだが、まあ、落ち着いて(笑)
自分の時計ではない。
母親に頼まれて買いに行ったのだ。

母親は常に時計をしていないと、いられないタイプだ。
18Kのオメガ・デビルのクオーツを愛用している。
そのボロボロになったオメガを、専門家に送り、再仕上げをお願いした。
いわゆるリダンというやつだ。

リダンとは、時計を新品のように再仕上げすることをいう。
しかし長年かけて積み重ねられたアンティーク的な価値を失うと同時に、メーカー以外の人の手が入るため、ブランドとしての価値も失うと批判的な意見が多い。

だが知人に紹介されたその方は、親の代から続く高度な技術を持つ専門家で、メーカーと協力して長年再仕上げの研究をしてきており、歴代モデルの純正パーツも多く保有している。
普通のリダンとはわけが違うらしい。

それはともかく、その間時計がないため、母親も調子が狂うようだ。
つい何もない腕に目が行ってしまうという。
実はもうひとつ18Kのオメガを持っているのだが、そちらは家の中で紛失してしまい、まだ出てきていない。
それで何か国産の適当なものを買ってきてくれと頼まれたのだ。

どうしたものかと思ったが、どうせならオメガと性格の違う時計にした方が良かろうと、シチズンの女性用電波時計にした。
もちろん若向けの派手なものというわけにはいかないので、地味な年配者向けのモデルから選んだ。

エコ・ドライブなので電池も必要とせず、放っておいても勝手に正確な時を刻み続けるという、日本的価値観に基づいた、徹底的に手間要らずの時計だ。
文字盤もバーインデックスではなく、あえてアラビア数字のものを選んだ。
オメガと比べて欠点は、やはり少々安っぽいところではあるが、実用に徹しているという潔さがある。
母親がこの便利さをどう評価するか、楽しみである。

ここまで書いて、酔いが少し醒めてきたようだ。
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