ちょっとした悲劇


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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往復宅配便で長崎に荷物を送った。
重い機材を持っていくのが嫌で、現地と自宅の行き来は宅配便に頼んだのだ。
その荷物が先ほど長崎から返ってきた。

玄関で配達員から、まず事故の報告を受けた。
輸送の途中で、ベルトコンベアから荷物を落としてしまったという。
見ると、台車に乗せられた我家の段ボール箱が、ボロボロになっている。
誰かがビニール袋で包んで、何とか原型を保っている状態だ。

内部を確かめて欲しいという。
大した事ないだろうと開けてみたのだが・・・
次々に惨状が明らかになっていった。

まず、Mrs.COLKIDが楽しみにしていたお土産のポッペンは、全滅の状態。
ひとつずつ専用の箱に梱包されたものが、いくつか入れてあったのだが、その箱自体が見事に全部捻り潰されている。
開けてみると、粉々になったポッペンが次々に出てきた。
ひとつずつ、お店で音を出してもらい確かめながら選んだのに、Mrs.COLKIDは涙目になっている。

高価な撮影機材(85mmレンズと三脚)も入っていたので、あわててレンズの動作を確認したが、これは何とかセーフ。
何枚か撮影してみたが、問題なさそうだ。
入れてあったミニノートの動作を試そうと、電源を入れてみたが、これも問題なく立ち上がった。
どうやら被害はガラス製品だけかと思ったのだが・・・

配達員が帰ってから、ふと机の上のミニノートを見たら・・・なんだかひしゃげて見える。
目の錯覚かと思って、平らなところに置いてみると、なんと本体がねじれていて、脚が浮いてしまう。
そのミニノートは、ちゃんとカメラ用のクッション入りのバッグに入っていたのだ。
これはとんでもない力が加わっていると気づき、あわてて他の機器も再度見直した。
おそらく高いところから落とした上に、中身が辺りに散らばったのだろう。

すると、Mrs.COLKIDの買ったばかりのiPad2の、ケースの角が破れているのに気付いた。
ケースから中身を出してみると、iPad本体のコーナー部分が欠けていた。
さらにジッツォの2型カーボン三脚の、雲台を乗せるベース部分がひん曲がっているのもみつけた。
すぐに宅配会社に連絡し、他にも被害が広がっていることを報告した。

どうすればこんな壊れ方をするのかと思うものばかり・・・
数えてみると、ポッペンの箱がひとつ足らないこともわかった。
多分倉庫内で中身が辺りに散らばり、どこかに飛んでいってしまったのだろう。

レンズが無事だったのは幸いで、これが壊れていたら保険内ではおさまらないところだ。
何となく心配で、厳重にクッションに包んでからカメラバッグに入れておいたのだ。
三脚のヘッドも、外してクッションに包んでバッグに入れたのがよかった。
これが付いたままだったら、間違いなく破損していた。
ミニノートもクッション材に包まれていたが、多分硬い三脚の上に激しく押し付けられて、本体がひしゃげてしまったのだろう。

いずれにしても往復宅配便で送るなら、かなり頑丈な箱か、アルミケースなどを使う必要があることがわかった。
この時期ダンボールだと、湿気で弱くなることもあり得る。
ミニノートは来週の出張に必要なので、破損品として持っていかれては困るのだが・・・
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