都市の香り


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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大阪から東京に帰ってきて、エスカレーターに乗る時に、つい右側に立とうとしてしまった。
やっと体が覚えたところで、もとのホームグラウンドに帰ってきたという感じだ。
新大阪の駅で見ていたら、新幹線のホームに上るエスカレーターで、既に半数近くの人が左側に立っていた。
その辺りで風習を戻す人がけっこういるようだ。

東京の中でも東側に住む僕にとって、関西方面に出かけるのは、ほとんど海外旅行に近い意味合いを持つ。
それどころか、海外には毎年のように出かけていたのに、大阪の地に仕事以外で立つのは、万博以来かもしれない(笑)
不思議なほど「未知の世界」なのである。

今回の旅は、いろいろカルチャーショックがあって面白かった。
様々な人種が集まる都市特有の雑多な香りが、大阪には濃厚に残っている。
東京では既に失われてしまったのか、あるいはもともと持ち合わせていなかったのか・・・
いずれにしても似て異なる都市である。

夕食の買い物をしようと、東京駅から丸ビルの地下の方に歩いて行った時、故郷に帰ったような気がしてほっとした。
他の土地から来たならば、東京は冷たい都市に感じられるかもしれないが、ここで暮らす人たちにとっては、やはり心地よい故郷であることに違いはないのだ。
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