相性


D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

大きな画像

昨日は墓参りの帰りに、ふと思いつき何枚かCDを買ってみた。
表紙を見て直感的に選んだが、帰宅して聞いてみたらどれもはずれ(笑)
我慢して一応最後まで聞いたが、二度と聞くことはないかもしれない。
やはりちゃんと調べて買わないとダメだと痛感した。

しばらくエクストリーマはお休みで、4425にかかりきりになっている。
当初よりFMアコーステックスをつないで聞いているが、昨日アンプを変えてみた。
パナソニックのデジタルアンプで鳴らしてみたのだ。

パナソニックのXRシリーズにも複数の系統があるようで、手元にあるXR50とXR57では明らかに音色が違う。
エクストリーマで聞く限り、XR57(あるいはXR700)は、高解像度でフラットでエネルギッシュな音。
一方XR50は中域重視のストレートな音・・という違いを感じる。
そこでその2機種をつないで音を出してみることにした。

まずXR57をつないでみた。
一聴して全然駄目なことがわかる(笑)
アナログアンプより解像度は高いのだが、どういうわけか妙な残響が付きまとい、しかもカーカーと耳障りな付帯音もある。
ある帯域に逆相成分が混じるような変な音で、聴くのが苦痛でさえある。
スピーカーのLCネットワークか何かが、位相に悪さをしているのを、アンプが暴露しているみたいに聞こえる。
我慢の限界を迎えてアンプを外した。

次にXR50をつないでみる。
XR57よりバランスはましなのだが、何とも平板で面白みがなく、数分聞くと飽きてしまうような音である。
Dレンジ感に乏しいのが致命的で、抑揚のない表現がだらだらと続く。
典型的な安物のアンプの音・・という感じだ。

どちらもエクストリーマを鳴らした時の音からは、ちょっと想像できないような酷い変貌ぶりである。
こんなに変わってしまうのでは、オーディオ評論なんて成り立たないのではないか・・と思えてくる。

聞くのが嫌になって、FMアコーステックスに戻してしまった。
スピーカーの性能にも限界があるようで、正直FMで鳴らしても少々不満を感じるのだが、前述の2機種よりずっとまともに鳴る。
細部の解像度はフルデジタルアンプに分があるのだが、微妙なグラデーションやしっとりとした感触、音の実体感はFMの方が上だ。

大変興味深い結果となった。
主観的な感想ではあるが、JBL4425というスピーカーは、今回の2機種のデジタルアンプではまともに鳴らないことがわかった。
最初からこんな音を聞かされたのでは、デジタルアンプなんてダメだ、と言いたくもなるだろう。

よく考えてみれば、我家でもエクストリーマだけが異例の相性の良さを見せてくれ、他のスピーカーはほぼ全滅である。
エクストリーマの方が例外と考えるべきかもしれない。
逆にエクストリーマは普通のアナログアンプで満足のいく鳴り方をしたことがないので、何かデジタルアンプと相性のいい要素があるのだろう。
しかしそれがよく見えてこない。

まあ個人的にはFMの使い道が出来たわけで、逆に喜んでいるのであるが・・・
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )