昨日は放送大学研修旅行で、揖斐川町の奥にある徳山ダムに行きました。行きのバス中では岐阜大学原田教授の話を聞き、ダムの手前にある水と森の学習館では、竹内徳山ダム管理所所長の講義を聞きました。いつものように学ぶところが多い旅行でした。木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川について知っているつもりが何も分かっていませんでした。木曽川と揖斐川は、渓谷が多いので、並外れて多くのダムが建設されています。長良川はなだらかな川でダムが殆どありません。木曽川の水は岐阜県ばかりでなく名古屋市にも提供しています。大都市では地下水源を頼っている所も多いのに、岐阜県は他県に提供しています。木曽川流域にある多くのダムは、関西電力が管轄してるとは知りませんでした。揖斐川流域は中部電力です。
徳山ダムは、電力ばかりでなく、水資源(農業用水、工業用水) 洪水調節にも役に立っています。先日の台風21号のときの降雨時も、洪水が起きないよう水量が調節されました。古い形式のダムは、電力だけのようです。
2時間の講義のあとは、タム底までエレベーターで降りて地底を視察。気温は14度。地底の設備は撮影禁止でしたので、坑道のみとします。
最下段右側の写真は、亡くなるまで徳山村を撮影した増山たづ子さん撮影のもの、彼女は戦争に行った夫が帰ったら、ダムに沈むふるさとの写真を見せてあげようと、何百枚もの写真を撮り続けました。写真展も開かれ、これはその一枚。岐阜の新聞には何度も彼女のことが掲載されました。反対運動も多くて、ダム決定までの日にちが長かったので、何年にも亘り撮影されました。
風様のコメントを見ての追加記事;ダム形式は、ロックフィルダム。総貯水容量は、6億6000万立方m.これは日本一で、浜名湖の2倍。堤体積は、1370万立方m.これも日本一。2008年完成。建設には50年以上かかりました。
昨日はテニスの大坂なおみ選手が、日本人女子はじめての世界4大タイトルの一つ全米オープンを制覇しました。ハイチは、私たちがボランティアで支援している国のひとつてす。なおみさんのお父上はハイチ人です。
赤色の四角いマークがダム
21号台風の水位調節
レジュメの一部
揖斐川上流 竹内氏の講義
ダム底 気温14度 湿度88%
坑道 徳山ダム
ダム堤 増山たづ子さんの写真
でも勉強のためではなくてハイキングの一環でしたから
地底を見学することはありませんでした。
いい機会でしたね。
トラックバックが出来なくなっていますから
記事を貼り付けますね。
これらの2篇ともにコメントを下さっています。
http://floatbridge.blog61.fc2.com/blog-entry-834.html
http://floatbridge.blog61.fc2.com/blog-entry-835.html
手術後の初めてのハイキングでした。
早速懐かしく拝見しました。
そして私の記事の不備に気づきましたので
追記しました。肝心のことが紹介できていません
でした。あまりにも多くのことを2時間聞きましたので
漏らしていました。
雨天でしたので、橋の全景は撮れませんでした。
バス到着後すぐ地下に入りましたし・・・
繰り返し拝読させて頂きました。
お元気にお出かけのお姿にも敬意を表します。
だんだん忘れていくのがmatsubaraさまと違うところです。
増山たづ子さんは有名な方ですが、撮られていたのはここだったのですか。
水の勉強も楽しいものです。
岐阜県も他県に譲っているのですね。東京はよそからいただきっぱなしです。申し訳ないくらい。
奥揖斐方面は紅葉の季節に谷汲の華厳寺や横蔵寺、藤橋村までドライブしたことはありますが、あともう少しの徳山ダムへは訪れたことがありません。
すでに完成していますが、私がダム建設の話を聞くたびに思うのは、故郷がダムの底に沈んでしまった村人たちの寂しさです。
同じ岐阜県内の御母衣ダムは、水没する運命にあった荘川桜を移植しました。きっと村人たちは御母衣ダム完成後も、移植されて生き残った荘川桜を見てダムの底の故郷に思いを馳せたと思います。
なぜかセンチメンタルな話をしてしまいました (^_^;;!
我が家の水道水はもちろん木曽川から供給された水です。正直言って、とても美味しいです。以前、大阪の友達も「大阪の水と全然違う!」と驚いていました。水道水が美味しいこと、木曽川の恵みに感謝!です。
さらに今日はこれから告別式です。
続くときは続くものですね。
老人会会員の方ですので、夫と参列します。
講義はいつも小学生にされているようです。
全国の小学生が泊まりにきて見学しているようです。
宿泊施設もあります。
増山さんの名前は県外にも知られていたのですね。
東京都も名古屋市もタダで使っている訳ではなくて
ちゃんと料金を払っておられるので、気にされなくて
いいと思います。所轄が、農水省、国土交通省、
水資源機構、電力会社、岐阜県に別れますので、
複雑らしいです。
確かに東京に居たときの水はくさくて飲めなくて
いつもペットポトルで買っていました。
木曽川は他が断水しても大丈夫です。枯渇しないので。
でも↑にも書きましたようにタダではないですから・・・
ダムで水没する村は必ず反対運動が起きますね。
岐阜ばかりではありませんが、かなりここでは
長引きました。
増山さんの写真で記録が残りよかったと思います。