昨日のニュースで、岐阜出身の米沢穂信氏が直木賞を受賞されたことを知りびっくりしました。ここしばらく岐阜県人は10年ごとにこの種の賞を取られています。2001年には堀江敏幸氏が、熊の敷石」で芥川賞、2013年には朝井リョウ氏が、「何者」で直木賞を獲得。平成生まれでは初めてで、男性では最年少でした。小学校時代の教師の指導がよかったようでした。作文を誉められたのが自信につながり作家になることになったらしいです。小学校は大切ですね。まだ34歳です。
米沢氏は飛騨高山の人。戦国時代、籠城事件を題材とした、「黒牢城」で、第66回直木賞受賞。生徒会の役員や学級長をつとめていて優秀。地道さ、博識さ、想像力を武器にものを書くことで、しっかり自分をつくったと、中学の担任はほめたたえています。高山市は市の図書館に特設コーナーを作る予定。古田知事も「県民の誇り」と讃えておられます。
受賞作「黒牢城」は、歴史ドラマを描いた時代小説と、謎解きを楽しめる本格ミステリーを融和させた意欲作。首実検など当時ならではの材料を盛り込みながら采配を振るう荒木村重の心を追ったもの。
中日新聞1/20付け1面
中日新聞1/20つけ地方版
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