つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

朝鮮戦争秘録

2019-02-10 | 社会

 先週日曜日放映されたNHKの「朝鮮戦争秘録」が、まだ脳裏に焼き付いています。1950年から1953年までのこの戦争は、日本にはそれほどかかわりがなくて、軍需景気程度のことしか知らなかったのですが、大国の犠牲になった韓国と北朝鮮がいたましいです。もともと発端は、北朝鮮の金日成がスターリンや毛沢東に持ち掛け、韓国に戦いを挑んだもの。スターリンは、最初核がなかったため、米国を恐れていたのですが、核開発が進んだため、ゴーサイン。北はどんどん南に進駐し、中国軍も加えてますます激化。そこへ米軍の部隊が突入。無差別爆撃で、どうにもならず一応休戦協定。休戦のまま60年を超えました。

 軍の戦死者は数十万人で、民間の犠牲者も同じ程度。驚いたのは、第二次大戦中日本に投下された爆弾は16万発に対して、朝鮮戦争では10倍の160万発投下されたこと。原爆の投下も思案されていました。日本人は米国の戦車の運転を頼まれていました。犠牲者は57人。はじめて聞く数字でした。日本人の一人は、戦後で生活も苦しく引き受けるしかなかったそうです。むこうは、日本人は韓国の地理に詳しいので助かったようです。

 戦争が終わった1953年、スターリンも死去。続いて毛沢東も亡くなりました。今も休戦のまま、金正恩委員長とトランプ大統領がもうすぐ会いまみえることになりますが、どうなることでしょう。祖父が仕掛けた戦争が今も終わらず、国民は悲劇的。祖父の金日成はこの日を予想していたでしょうか。

なかなか春は来ませんが

先週の朝焼け 右の三角のものは、138タワー(一宮市)  二階から

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする