日々のことを徒然に

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世渡り

2013年06月28日 | 生活・ニュース
           

 命綱や安全ネットを使うことなく米・グランドキャニオンで綱渡り、高さは何と450メートル、ワイヤーの幅は5センチ、その長さは427メートル、竿一本を操っての偉業という。所要時間は23分弱とか。渡ったのは米国の34歳の男性軽業師、有名な軽業師一家の7代目で、これまでにもいくつかの度胆をぬく渡りをして知られているとか。

 こんな綱渡りはできないが、この年まで世渡りはして来た。反省の多い世渡りを。「もっと世渡りが上手かったらも少し出世した」と断言はできないが「かもしれない」くらいの思いは何度もした。「ああして繕っておけばよかった」「こう言って同調しておけばよかった」と悔やんでも戻ることは不可能、これを「はまった後で井戸に蓋をする」という。

 上司や先輩に「1+1」はと訊ねられたらすぐに「2」とは応えない。「これこれだから2になります」と言い回す。それも実に上手く自然に話すせる人がいる。そばで聞いていて「上手いこと言うよなあ」と感心しながら「でも、日ごろ言ってることと違うじゃ」などその対応のうまさに舌を巻いたことは数多くある。その都度「この人の特技なんだから」と自分に備わっていないと諦めてきた。

 「嘘も追従も世渡り」という諺がある。暮らしを立てていくには嘘をつくことも、お世辞を使うことも必要な場合がある。ビジネスの正道は誠を尽くすことだが、時にはうそも方便ということになる。お世辞だとわかっていても、言われて気分を悪くする人はいないので、と識者はいう。しかし、これの度が過ぎれば「内股膏薬」、信用を失うだろう。ほどほどにしておこう。
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