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飲む洗浄液

2014年10月23日 | 生活・ニュース


 大腸ガンの切除手術から丸3年。術後は3カ月おきに経過検診を受けた。検診内容は血液、CT、内視鏡検査で経過月数により項目の組み合わせは変わる。3年検診は3項目だったが異常所見はなくひと安心した。経過検診はあと2年ある。

 検診項目で一番の難関は内視鏡検査前に飲む「経口腸管洗浄液」を指定された時間内で飲むこと。腸内を空にし、綺麗にしないと、いかに先端を行く内視鏡といえどもその威力は無になる。3年前に比べれば、少し柑橘類のような味がして飲みやすくはなっているが、しょせんは腸内を洗う洗浄液、夏場の水分補給用の飲料とは違う。

 そうは言っても、冷蔵庫から取り出された直後は冷たくて、緊張した身にもさっぱりとした口当たりは飲みやすい。口当たりのいいのは初めだけ、30分くらい経過したころから「洗浄液」だが、受診するので飲まなければ先に進めない、そんな義務感と意地で飲み込む。流し込む。担当の人が「気分は」「飲めますか」などと確認に見える。飲むのは何度目という経験は役に立たない。

 腸内洗浄の進行度は5段階でチェックする。最終は内視鏡スタッフが確認する。その確認方法に思わず微笑んだ。スタッフは5段階に達した排出液をタブレットで撮影しスタッフ室へ持ちかえる。その後、洗浄済みが伝えられるから複数の目で確認されているのだろう。検診に入ってから洗浄未済みでは笑い話にもならない。現役時代、プラントSD時の配管の洗浄完了をWチェックしていたことを思い出し、内視鏡室への呼び込みを待った。
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