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川柳は意味深い

2017年05月24日 | 生活・ニュース
 
 
 第30回サラリーマン川柳(サラ川)のべスト10を新聞紙面で見る。今年のトップは「ゆとりでしょ?そう言うあなたはバブルでしょ?」。30代女性の作。若手とベテランの世代間の衝突をコミカルに表現し5822票集めたという。ゆとりとバブル世代の調整役たる上司の苦労をユーモアの中に感じさせる。君の名は、ゆとり、高齢などのはやり言葉も今を表す内容が多い。

 私の知人にも川柳を趣味とする人が複数あり、新聞紙面で拝見している。そんな一人から「川柳推敲にあたって留意すべき15のポイント」としたためた資料を貰っている。スキャンし画面でいつでも見れるよう保存している。内容は、川柳に限らずエッセイやブログを書く場合でも共通する項目が多くある。そんな知人の川柳作品が新聞1面下のコラムに名前入りで載っていた。

 それは、朝日の天声人語、毎日の余録にあたる中国新聞の「天風録」。年度代わりの風物でもある転勤を題材にしたコラム。ある食品大手の調査で、夫の3割は単身赴任がうれしいと喜んでいる、羽を伸ばせる暮らしにあこがれるのが理由という。そこで知人の一句「単身赴任妻のリモコンかいくぐる」という名句が登場した。、サラ川に応募していたら、と大変残念に思った。

 15のポイントの1は「句意を明確に」、2は「余分な言葉の省略」とある。何を言いたいのか書きたいのか、余計な修飾語を使わずにそれを表せたら、確かに簡潔で分かりやすい内容になるだろう。いつだったか川柳についてこんな話を聞いた。「17文字で表現されるが、時には1編の短編小説にも匹敵する内容をもつ」。今日の購読紙の一句「川柳も自由に詠めぬ日が来るか」。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
句会を傍聴されませんか (kanopin)
2017-05-24 23:00:32
最後の1行。
反戦川柳作家・鶴彬を想起。
言論不自由、あの昭和は御免こうむりたいです。
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kanopinさん (tatu_no_ko)
2017-05-25 18:58:58
最後の作品を目にしましたので、お願いしていました通りアップさせてもらいました。
川柳、改めて奥深さを感じました。
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むずかしいですよ (anne)
2017-06-05 06:39:50
奥が深いですよ。川柳も。でも、紙と鉛筆と、感性があればできますよ。初めてみてはいかがですか?
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anneさん (tatu_no_ko)
2017-06-06 19:04:12
感性を磨いてからペンをとりましょう。
その節はよろしくご指導ください。
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