「高齢化と少子化」はセットにして、日本の将来を決する問題点として書かれたり話されたりする。その結果、大方の人に定着した、いや、無意識のうちに叩き込まれた。国でも地方自治体でもこの解決策を公約するが、言われ始めて長い年月が過ぎたが、大きな変化はなく、そのスピードは増している。
子ども庁が出来、支援策も出されたが、増税疑いのある支援内容だと問題点が指摘されている。国会の予算委員会の質疑を見ても明快な解決策は手探りのように思う。答弁に立つ担当大臣は、官僚作成と思う紙を懸命に読み、質問者へ向き合うことはない。深刻な問題だという姿勢がうかがえない。
そんな行政の姿を見通したかのように充実さを増しているのが冷凍食品。「電子レンジを使わなくても自然解凍で食べれる、おかず、があるって」と驚いたように聞かれた。ボランティアで持参弁当で何度か使ったことがある。ほどよく解凍され味も良かった。それを話すと「高齢一人暮らしの男性が、おかずはバランスか考えて購入冷凍品で間に合うので作らない」という知人がいると先の人が話す。うなずける。
スーパーでもドラッグストアーでも放熱を押さえた冷凍品ボックスが整然と並び、大きな窓からは見栄えが良く、食欲をそそりそうな包装品が並んでいる。解凍だけで暖かい物もある。高齢になって身の回りの世話をしてくれる子どもらが居なくても食べることは出来る。お金の支援だけでは少子高齢化は解決しないと思う。
(今日の575) 解凍で食べていければ鍋いらず
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