何年か前のあるとき家庭医に「先生、サプリメントのCMでその効き目は凄い。薬にとって代わるのではと思える」、そんな話をしたらくすっと笑いながら聴診器を使い始めた。腰に肩など痛みに合わせたそれを使用すると、即座に回復するようなCM、困っているときには頼りたくなる。
「日本では、サプリメントは薬機法上の規制の対象外であり、原則として一般の食品と同様の扱い」という。サプリメントの広告はTVに新聞、折り込み広告にポストインと、その費用は相当な額になるように感じる。これを媒体する企業には潤いをくれるだろう。「2カ月分がこの値段」のCMはそらんじるくらい見せられる。
栄養ドリンクとは「疲労回復や強壮に効果があるとされる小瓶入りの飲料」とは広辞苑。効果があるとされる、と結んで効果があるとは言い切っていないのは上手い解釈と思う。こちらも1本飲むと疲れが吹っ飛び鋭気満々の身体に戻る。こんなに効けば医者は困ってしまうだろう。いつか体験してみるか。
栄養ドリンクと大きな掲示のボックス、そこには丁寧に並べられた小瓶が整列している。それぞれにつけられた値札をざっと数えて見たら60以上もある。それぞれに効き目あるからこれだけ並んでいるのだろう。いつお世話になるかもしれない身、TV-CMだけでも見るようにしておこうか。
(今日の575) ひと瓶で効いてくれよとキャップ開け
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