車で通り過ぎる時、「おや」とそれを見かけたのは、ひと月と少し前だったと思う。近くの公共施設の横に数匹の子猫が固まっていた。親猫らしき姿は見えない。もしかして「野良の予備軍」かと思いながら通り過ぎた。それから後、それらしき子猫は何度か目にした。
我が家の狭庭で大騒ぎしたこともあった。1匹で近所をちょこちょこ動く姿は何度も見ている。庭に来ると追われて隣の屋敷に駆け込む。野良生活に慣れたのか動きは素早い。台風はどこでしのいでいたのだろうか、寄って欲しくないが気になる。
先日、相思花のリコリスの芽が出たことを載せた。ところが大きいもので十数㌢くらいに伸びたリコリスの茎を十数本を猫が折ってしまった。前日、眺めていたのは知っていたが、植わっている中に乱入するとは思っていなかったので防御は何もしていなかった。
残った30本余りを守るため周囲に侵入防止柵を設けた。子猫の仕業としたのは残っている足跡で判断した。公園で段ボール箱に入れられた赤ちゃん猫、知人が指さして「見てろ」という。間もなくカラスが1匹を捕えて飛び去った。飼い主は最後まで面倒見るのが本当の飼い主ではなかろうか。畑の足跡を見ながら改めて思った。
(今日の575) 愛玩の子猫捨てるな主ならば