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この時期、雪と並んで風物になる「つらら」、雨や雪の滴りが凍って氷柱となって垂れ下がったもの。滴は氷柱の表面を伝って降りていくことで凍って氷柱を大きくしたり長く伸ばしていく。垂れ下がることから垂氷(たるひ)ともいう。軒先のものを軒氷柱、滝付近の木の枝や岩等にしぶきで出来たものを滝氷柱という。
このところの寒波で噴水の周囲に出来た見事な氷柱の芸術が紹介された。寒気団のせめてもの償いかもしれない。温暖化や暖房普及の影響なのか市街地では最近その氷柱を見かけなくなった。市内西北部の山裾に住まいの人のブログに軒氷柱の写真が大きく載っていた。気温は上がらず終日消えなかったとありる。屋根には雪が写っており雪解けが氷柱になたのだろう。
氷柱は作れないがそのまね事、透明な器の中に花を封じ込めて氷らせる氷柱花ならとやってみる。花を浮かべるだけなら簡単だが、器の中ほどに留めるのは容易ではない。2、3日水面でそのままにしておき、それからゆっくり押し込むと、思うような配置が出来ず満足ではないがなんとか水中で漂ってくれた。
生き物の水攻めならぬ水詰めから氷詰めで残酷な様ではあるが夜明の楽しみをくれる。寒さが続くと完全に氷解せずに次の朝も同じ位置で生きているような咲いた姿で喜ばせてくれる。寒さは少し中休みし再びやってくるという。流感が猛威を振るっている、これにみまわれないよう気をつけよう。
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