日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

気は心

2021年08月31日 | 生活・ニュース

 今月中旬の停滞前線による悪天候は忘れたかのように猛暑日がぶり返した。昼前、ガレージの寒暖計の赤い棒は41度、陽の直射は受けていないのにこれだから、各地に熱中症アラートが出ているが不思議ではない。父の命日を前に墓掃除に行ってきた。墓石は素手では触れないほど熱くなっている。水を流すとジューとはいわないが、中から気持ちいいの声が聞こえそうだ。

 道を隔てた菜園の人がいつもの様にバイクでやって来た。いつもは道沿いにバイクを止めるのに、今日は木蔭に止める。立ち話をしていると、バイクのハンドルも素手では握れないほど熱くなっているという。そこで今日は木蔭に止めてやった。「気は心と言いますけえ」と笑う。じっとしているバイクにも乗り手の気持ちがきっと伝わっているだろう。

 気は心、あることわざ辞典では「たとえわずかなことでも人に尽くしたと思えば心も落ち着く。また、ちょっとしたことでも誠意は示すことができ、相手にも気持ちが通じる」とある。新明解国語辞典では「取るに足りない行為や分量であっても、気持ちが込められていると思えば満足できること」とある。ここではバイクにではあるが、木蔭という思いやりがそれにあたるのだろう。

 相手に気持ちが通じなければ、成した行為が「気は心」の本当の姿にならない。うわべだけでなく、そこに本当の真心がこもっていることが必須となる。気は心、政治でも平凡な庶民生活でもうわべ、口先だけでは相手に通じない、受け入れられない、信用されない、今日も一つ学んだ。
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