日々のことを徒然に

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錦川を誇る

2013年11月18日 | 地域


 錦川は「西中国山地にある標高1,085メートルの弟見山(おととみやま)を水源とし、流域面積は広く、水量が豊富で水質もよく、流路延長110キロと山口県で一番の長さを誇る大河である。11の支流と洪水調整用の2つのダムがある。河口近くの錦川の水路は今津川が本流で、門前川は放水路の役目を果たす河川である。岩国市が誇る清流で二級河川(いわくに通になろう)」。

 錦川河口の南北には製紙や紡績、石油精製に石化などの近代産業が連なり、瀬戸内工業地帯の重要な一翼を担い、地域の振興に貢献している。これは水量豊かで水質の良さの恩恵で、人力では作り出せない環境となっている。

 その錦川には国の名勝・錦帯橋が架かっている。橋の上流方向は山が川面に映り川の色を緑に変え、清流という由来を実証しているようだ。橋上からは水の透明さで川底に遊ぶアユの姿がはっきりと見とおせる。錦帯橋をくぐった清流はその下流の瀬で一転姿を変え、激しい動きの川面に変わる。その川面に陽があたりキラキラと輝く。どちらを眺めてもいい光景に飽きない。 

 物知りという知人の話。岩国市の誇るこの錦川は清流で有名なことはよく知られている。だけど錦川という川の名前は日本でここ岩国だけ、これはあまり知られていない、と続く。由来は金糸銀糸で織りなしたような川沿いの美しい景色からそう呼ばれ始めた、という。う~ん、と思うところもあるが、郷土の貴重な自然として伝え残したい。
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