日々のことを徒然に

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優しい砂時計

2020年07月26日 | 生活・ニュース

 ボスの腕時計の時刻と各自の腕時計の時刻を「誤差なし」と確認したのちに全員が出動するTVドラマがある。タイトルは「BG」。確かに、緊迫した状況を解消するために1秒の誤差も許されない場面、ドラマだからそこは上手く創られているが、時刻合わせが重要だったことを毎回見せる。私の日常生活では秒単位の生活は思いつかない。

 世界の時刻は、イギリスの経度0度にあるグリニッジ天文台での太陽時を基準として世界各国の標準時が決まっている、と何十年か前の授業で習ったことにしておこう。今の腕時計をはじめとする各種時計は電池交換も時刻合わせも必要なくなっている。ラジオの「ツツツティーン」という時報に合わせて時計の針を合わせる、そんな話を若い人にしたらどんな昔の話かと笑われそうだ。

 秒単位の正確さは求めなくていい時間測定は日常生活には色々ある。ある医院、赤外線治療の治療時間を砂時計で計る。器具のセットが終わると砂時計の上下の向きを変える。砂の落下する音は聞こえないが素直に落ち始め、ぼーっと見てると時のたつのを忘れるようだ。タイマーだと秒単位の刻む音が終わるとアラームが知らせる。

 「あなたのコンピュータの内蔵時計は0.1秒遅れています」と表示された。確かに標準時間より瞬きするくらい遅れている。とにかく確認したてからエンターキーを押すような私のパソコン操作では確定が0.1秒どころか1秒も2秒も遅れる。砂時計を眺めていると、同じ時間の長さなのに秒針にはない「急ぐな・焦るな」というゆったりした優しさを感じる。
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