日々のことを徒然に

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祭りの写真展

2023年03月19日 | 地域

 年2回、趣味で撮られた全国各地の祭り風景を展示されるのは近所の方。定年退職後に実家へ帰られ始められ今回は13回になる。今回は「伊予西条のだんじり祭り」と「唐津くんち」の2景。会場には手作りされた祭りの由来、祭りでの音や声、参集する人の様子などが解説されており、予備知識を得て鑑賞できる。

 伊予西条の祭りは、元禄4(1691)年別子銅山開鉱のときからという長い歴がある。だんじりは120台に及び堤防に整列した姿は勇壮さと華麗さを競い目を引くという。日没になると、重さ2㌧ほどのだんじり4台が対岸に向け川入りし祭りは最高潮に達するという1枚、写真を見ているだけなのに手を握りしめ力が入っている。

 唐津くんち、夕闇が迫るころ鐘・笛・太鼓で奏でる曳山囃子にのせ、「エンヤー、エンヤー、ヨイサー」の掛け声の法被姿の若者の曳山運航で始まる。御旅所は砂浜で、砂にめり込んだ曳山の車輪を引く姿は勇壮そのものという。写真からは、14台の曳山を引く大勢の人の熱気が伝わってくる。

 どちらも、祭りらしい動きのある様子はニュース映像で見ているが、静止画で見ると違った一面が伝わる。参加している人、それは老弱男女を問わず写し撮られた顔から祭りを楽しむ、祭りを喜ぶ、祭りへの思い入れる気持ちなどが面と向かって会話するように伝わる。こうした力が伝統ある祭りを後世に伝えていく力なのだ、そんな思いをしながら会場を後にした。

 (今日の575) 曳山に引き寄せられて最高潮
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