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深海シャトルビークル「江戸っ子1号」プロジェクト発進!
このプロジェクトは東京下町の町工場が力を合わせて深海にチャレンジするものです。不景気の中、仲間が後継者や技術伝承者が無く、どんどん廃業してしまっている。 そんな状況を打ち破り、小さな町工場でも、力を結集すればイノベーションが実現できる。 そんな夢を深海に託した「江戸っ子1号」深海シャトルビークルプロジェクトが始動します。 私たちは8000m以上の深海で、世界で初めての魚類を発見し、 3Dハイビジョンでの撮影を目指します。また、深海の泥の採取等も併せて行う予定です。2013年には、実際に8000mの海域で試験潜水いたします。
これは「江戸っ子1号(EDOKKO1)」のホームページトップの書き出し。先日来、このプロジェクトが報道され関心をもち、その成果を待っていた。その初めての深海での実験潜水の映像が報道された。まず驚いたのは深海から故障なく回収されたシャトルビーグル、そしてその超鮮明な深海の映像だった。深度は7800メートルというから、そこは指の爪に軽自動車ほどの圧力を感じる海底とは思えなかった。
2億円といわれた開発費を2千万円で目的通り完成し試験潜水も完璧にこなされた。安価で操作の容易な探索装置は多くの国民の夢を誘う。大阪の町工場が宇宙へ飛び立った、ならば深海へと挑んだ下町の技術は海洋国日本のこれからを担う一歩だ。
宇宙と深海では技術的にいくつかの違いがある。そんな中で驚いたのは通信方法。宇宙では電波通信が深海では金属腐食が激しくて使えないという。そこで装置を組み込んだガラス球同士の通信に、海水中でも電波を通すことのできるゴム製の冶具を使っという。。そのほかにも漁船でも取り扱えるよう重量を50キロ以下のする、面白いアイディアが満載だ。次はどこの深海で何が映し出されるか待っている、こんな話大好きな人間です。
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