日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

斑雪(はだれゆき)

2018年01月24日 | 自然 季節

 昨夕、出た風雪注意報はまる一日続くという予報。ローカル放送も雪に注意をと繰り返し促す。映像で見る豪雪は避けて欲しいが、雪景色は冬の間に1度くらいは期待している。冷えるので、いただいた酒粕を溶かした粕酒を飲んで昨夜は床に就いた。

 今朝5時前、深々とした冷え。一夜にして天地を白い清浄の世界に変える雪を期待しながら玄関を開ける。ブロック塀の上にうっすらと雪、道路にはその影はなく、空を見上げると星が輝いていて雪を産む様子は感じない。期待外れでもあるが、出かけるにはこの方がいいとすぐに切り替えられる身軽さに少々驚きながら朝刊を取り込む。

 雪の深い地方では交通が遮断され物流が止まる。線路が線路でなくなり大都市はその機能が停止する。そんな雪だが雪のつく言葉を拾ってみた。初雪は初めて降った雪、降ったばかりで汚れのない雪を新雪、細かく降るのは細雪。来てほしくないのは吹雪。垂(しず)リ雪は木の枝等から落ちる雪で見かける。雪暗(ゆきぐれ)は雪雲で暗くなる。雪晴、雪風、雪明りなど先人は多くの言葉を残している。

 斑雪、はだら雪ともいい、はらはらとまばらに降った雪、また、うっすらと降り積もった雪。まらだになった残雪を言い表す。我が家の周りは斑雪の状態だった。こうして雪もめでるうちはいいとして、対する深雪(しんせう)は春への通り道とはいえ雪国の人らの苦労を察する。昔の人は春の桜、秋の月と同様に冬の雪を四季の風雅な眺めとした。立春まで10日ほど、寒さを乗り切ろう。
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