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どんど焼の会場へついたのは点火20分くらい前だった。その時、男性の付き添いの人に手を引かれた年を召された女性がそばに立たれた。点火用の松明が配られはじめたとき、世話役の消防団員がその女性の手をとって会場の中へ導いて、松明を一緒に持った。
「点火」の合図に合わせ、その女性は消防団員の支えをえて、積み上げられた縁起物へ松明をあてる。瞬間、勢いよく炎が立ち上る。消防団員は抱えるようにして素早く女性を炎から遠ざけた。消防団員の立ち振る舞いのに好感を感じたのは私だけではなかろう。
女性は、付き添い人の手を握り勢いを増す炎を笑顔でじっと見つめられたいる。その笑顔には満足感が伺える。年女として点火できた喜びや、消防団員への感謝の思いが含まれている、そんなように見えた。これまでのどんど焼の中で一番勢いのある炎だと感じた。
寒い時期ではあるが毎年、近くの高齢者施設からも参加されている。子どものころに眺められた原風景の一つを思い出されているのかも知れない。華やかさや豪華さの演出はないが、静かに町内の平安を願う行事をいつまでも伝え残してもらいたい。
雨の中、たくさんの人が集まっていました。
ぜんざいが美味しかったです
錦帯橋と町内では比較になりませんが、絆を感じさせるとんどでした。
我がほうの汁粉も美味でした。